映画放浪記 (大人の映画館)

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著者 : 色川武大
  • キネマ旬報社 (2005年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873762678

映画放浪記 (大人の映画館)の感想・レビュー・書評

  • 女のくせに・女だてらに、とは、未だに言われる理不尽な差別的言説としてまかり通る許しがたいものですが、女らしくおしとやかに、などということも男社会に従順にさせようとするまったく戦略的な・・・・・・

    まあ、ここでウーマンリブ(死語?)やジェンダーを気取ってもしかたがないか。

    そもそも彼との出会いは、麻雀パイを文章の中に散りばめるという前代未聞のユニークな小説・阿佐田哲也名義の『麻雀放浪記』でした。

    まさにちょうどその頃、偶然にも博打にどっぷりはまっていた私は、いつもの凝り性が高じて、チンチロリンはもとより花札からトランプそして麻雀へとのめり込んでいたのでした。

    セーラー服の女子高生が読みかけの『アンナ・カレーニナ』を抱えて雀荘へ直行、などということが話題にならない訳がありません。

    学校でも問題になり、親切にもお節介にも担任の教師が止めさせようとやってきて、何を思ったのか・シャレたのか、俺に負けたらおとなしく止めるんだぞ、といって勝負してきましたが、後で聞くところに彼は昔は滅法強い雀師として鳴らしたそうでしたが、残念でした、あちこちの雀荘で熾烈な他流試合を実践してきた私の相手ではありませんでした。

    でも、勝ったにもかかわらず、私は殊勝にも・・・

    先生ごめんなさい、わざと負けてくれた先生のやさしい気持ちが痛いほどうれしくありがたいと思います、私もう止めます
    といって2年間の博徒生活に終止符を打ちました。

    あっ、そんなことより『映画放浪記』でした。

    阿佐田哲也こと色川武大の映画好きは有名ですが、これほどとは思いませんでした。細部にもこだわる語り口は、まるで淀川長治のようで、まだ私がその域に達していないことをひしひしと感じました。

    読んでいて、生きている色川武大と映画の話がしたかった、と、ふと、思いました。
    そして、もう一度、彼の小説も読み返したい、とも。

  • 09005

    映画について書いた連載コラムをまとめたもの。

    著者の映画に対する知識はもちろんハンパではないが

    単なる暗記に近い博覧強記ではなく

    ちゃんと知識が血肉になっているというか

    この人の中で各作品が有機的に結ばれあい

    独自の体系が築かれていると思われる。

    この人が映画について書いた著作は他にないとのことだが

    ぜひ自らの中にある体系を、一冊の形にしてほしかった気がする。

    話は違うが、この本、大丈夫か?というくらい

    誤植が多い。それもワープロの変換ミスみたいな初歩的なやつが

    (大一次世界大戦、とかね)。

    恥ずかしいぞ、キネマ旬報社(笑)

  • 屈託を抱え、映画館の暗闇でうずくまる姿が彷彿とされる。後ろ姿が時雨れている。マルクス兄弟のことはこのヒトと小林信彦に教わった。ほかにも再見したい映画がいっぱい。改めて合掌。
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  • 色川武大 キネマ旬報社 2006/01出版
    販売価:\2,100(税込)

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