日本映画の国際ビジネ (キネ旬ムック)

  • 18人登録
  • 3.20評価
    • (0)
    • (1)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 1レビュー
制作 : キネマ旬報映画総合研究所 
  • キネマ旬報社 (2009年1月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873766805

日本映画の国際ビジネ (キネ旬ムック)の感想・レビュー・書評

  • 世界の中の、アジアの中の、日本。その映画産業の行方を、多様なデータと実体験に基づいて模索する。
    役割の割り振りも、市場規模もロケ地勧誘もメディア環境も客層も、契約の仕方に書類形式、権利と管理に収益分配、そもそもの文化の基盤の置き方…、どれも「前提」が大幅に異なる世界で、主張意識も強いであろう色々な立場の人が一緒になって「映画の時代」を生み出す、その難しさ。
    「国が」関わるか否かと規制と助成金、作家主義とスター主義と取捨選択…。諸々に、どれが良い悪いではなく、土壌と歴史の果ての今を見据え、どう広げ、グローバル社会に重ねていくか。道は険しい…。
    日本のコンテンツの注目度はやはり気になるし、ひとつの作品の意外な所に様々な国が関わっていて「どこの映画か」すら想像以上に定義の外側にあったり、色々と複雑ながらも興味深い。映画祭など、色々興味深い催しもあるのだけれど、通して見えるものがあっても、届くのはあくまで一作品でもあり。
    アジアという観点を素通りして通用するものでもない、日本の現実。「信頼」も「利害関係」も、双方、様々な「時代の声」に揉まれながら、突き進むこと。本当に難しい。黒船だー。
    それでも、国と国が刺激し合い、牽制し合いながら、一歩一歩が固まり地となることを祈ります。

全1件中 1 - 1件を表示

日本映画の国際ビジネ (キネ旬ムック)はこんな本です

ツイートする