アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史

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著者 : 木谷佳楠
  • キリスト新聞社 (2016年12月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873957104

アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史の感想・レビュー・書評

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  • 米国史において19世紀末に映画が誕生した際には、教会は新しい福音伝道手段として極めて好意的なところからスタート。映画人たちの私生活の乱れが注目されてからは、ハリウッドを「罪の街」として映画界に対する教会の目が厳しくなり、1934年頃に例えば12項目の禁止事項(神冒涜、性、不品行、猥褻、罵り言葉など)を掲げる「プロダクション・コード」が導入されて、映画への規制が厳しくなった。この頃は映画プロデュースはユダヤ人、監督はカトリック、しかし、多くの観客はプロテスタントだったという関係性には納得。このコードにより逆に名作になった良例として「カサブランカ」がある!こう考えると実に皮肉なもの。1960年代からは教会に反対するような映画が全盛を迎えていくことにより、映画はキリスト教会とは独立した一つの藝術の領域になってきたということだろう。エリア・カザン監督の赤狩り事件の際の裏切り行為、その後のキリスト教宣伝映画作成(「エデンの東」もその一つ)の逸話が興味深い。「最後の誘惑」を制作し、キリスト教界の大反発を招いたスコセッシ監督が実は熱心なカトリックで、彼の信仰告白としての映画だった!これ以上の驚きはなかった。それにしても終末(ディザスター)映画が多いことが、聖書の影響を受けた作品が多いことは間違いがないことであろう。

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