明快な文章

著者 :
  • くろしお出版
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本棚登録 : 30
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874243794

作品紹介・あらすじ

誰にも書きたい思いがある。その想いをどうしたら的確に、効果的に、明快に伝えられるのか。広告・国際ビジネス・経営の現場に長年立ち、その後大学で文章指導に携わった著者が書き下ろした、生きた文章論。

序章
 1 文章を書く三つの喜び
 2 文章力とは何か

◇第1部 発想
 第1章 誰にも書きたい思いがある
 第2章 思索ノート(日記)の勧め
  1 さまざまなタイプの文章を書いてみよう
  2 何をきっかけに人は書き始めるか

◇第2部 表現
 第3章 文章の幹を明らかにする
  1 誰が(何が)、どうなのか
  2 誰が(何が)、誰に(何に)、何をしたのか
 第4章 相互の関係を明らかにする
  1 文頭と文末を対応させる
  2 修飾語と被修飾語の関係を明らかにする
  3 曖昧接続を避ける
  4 逆接への転換
  5 読点のはたらき
 第5章 短い文章で書く
  1 なぜ短い文章なのか
  2 一文一義
  3 簡潔な表現
  4 重複をなくす
  5 修飾語を最小限に
  6 省略の意味するもの
  (コラム)悪文の代表選手
 第6章 言葉の選び方
  1 易しい言葉で書く
  2 意味不明の言葉は使わない
  3 具体的なイメージが湧くように書く
  4 定型的な言い回しはなるべく避ける
  5 口調のいい文章を書く
  6 違和感を大切にする
 第7章 構成
  1 骨子を組み立てる
  2 同じ話はまとめて書く
  3 「しかし」「しかし」を繰り返さない
  4 第一に、第二に、と整理する
  5 基本は時系列
  6 多くのことを同時に論じない
  7 いきなり核心に入る
  8 まず結論を、次に理由・背景を
  9 書く視点を定める
 第8章 視覚的な効果
  1 レイアウト
  2 パターン認識
  3 箇条書きの活用
 明快な文章表現のためのチェックリスト(第2部のまとめ)

◇第3部 構築
 第9章 考える道具としてのワープロ
 第10章 情報集めとその整理
 第11章 複雑な問題の整理
 第12章 総合的な推敲例

感想・レビュー・書評

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  • 『文章力の基本』の前著なので読んでみた。
    数多くの実例や参考文献、著者の長年の経験などに裏打ちされた内容は信用に値すると思う。
    コラム「こんな文章に出会いました」シリーズは不要だと思ったので読み飛ばした。
    あと、細かい点だが「頭の中が真っ白になった」という定型句が感心できないとの意見(P132)は残念ながら理解できない。

  • 「考えを自分の言葉で相手に分かるように短い文で組む」

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著者プロフィール

1967年東京大学卒(教育社会学専攻)。帝人(株)で宣伝企画、国際事業企画、経営企画に携わり、その間にタイ、韓国、イタリアに計十年駐在。活性化推進室長、繊維国際部長などを務めた後、米国系IT関連企業アール・プロメトリック(株)の最高経営責任者(CEO)に転じた。現在は文筆活動のかたわら、昭和女子大学で文章指導をしている。著書に『発見・青春との対話』(小学館スクウェア)、『異文化体験記・底抜けに親切な人びと』(文藝春秋企画出版部)がある。趣味は、山岳写真と音楽。

「2007年 『明快な文章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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