世界の言語と日本語 改訂版―言語類型論から見た日本語

著者 :
  • くろしお出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874244487

感想・レビュー・書評

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  • 文法分析では、どのレベルの話をしているかに、注意することが重要だ等、学ぶべきことの多い本であった。また、随所に一言ギャクの様なコメントが入っているので、著者の人柄が身近に感じられた。一方で読み終わって改めて、目次をみると、理解できていなかった、腹落ちしていなかったと感じられる章が並んでいる。また、読まないといけないのだろうと考えると暗澹とした気分になった。

  • 授業で先生が紹介されていたので読んでみました。(途中はさらさらっと・・・)
    書名のとおり、世界の言語をいろいろな側面から比較検討し、その中で日本語がどのようなところに位置しているのかということをしっかりと検討している1冊です。
    日本語教育を含めた母語以外の学習の際にも、その人の母語がどんなタイプの言葉であるのかということをきちんととらまえたほうが学びやすいであろうというご指摘も面白かったです。

  • 修士の頃に夢中になって読んだうちの1冊。
    個人的には、品詞の実在性というか、品詞を考えることの意義、
    というのを議論している部分が興味深く感じた。

  • 数多くの言語を比較、分類している。専門書であるため、難しいところもあるが、分からないところは、「現代言語学辞典」や言語学の教科書を参考にしながら丁寧に読んでほしい。(2010:黒崎佐仁子先生推薦)

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著者プロフィール

角田太作 (つのだ たさく)

群馬県生まれ。東京大学文学部卒業。Monash University大学院修士課程卒業(MA 取得)、同博士課程卒業(PhD 取得)。言語学専攻。主な研究分野はⅰオーストラリア原住民語学、ⅱ言語類型論、ⅲ言語消滅危機と言語再活性化。Griffith University、名古屋大学、筑波大学、東京大学、国立国語研究所を経て、国立国語研究所名誉教授。
著書にThe Djaru language of Kimberley, Western Australia(Canberra: Pacific Linguistics 1981)、『世界の言語と日本語』(くろしお出版、1991/改訂版 2009)、Language endangerment and language revitalization (Berlin and New York: Mouton de Gruyter 2005)、A grammar of Warrongo (Berlin and New York: De Gruyter Mouton 2011)などがある。

「2021年 『日本語の地殻変動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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