国語を教える文法の底力

著者 :
  • くろしお出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874244494

感想・レビュー・書評

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  • 様々な文法事項に着目して、学校で使われている教材の文章の解釈の手助けとなってくれる。
    国語を教える時の1つの視点を与えてくれる。

  • 学校文法の視点から、小学校や中学校で学ぶ文学・説明的文章を読み直したもの。本書でも述べられているとおり、授業でそのまま使えるものではない。しかし、教材研究やテキストを読む上で本書で述べられる視点は有効であろう。
    とかく文法について述べたものは専門用語が多く、必要だが、別世界のことを述べているようなものが多い気がする(自分の勉強不足も原因)が、本書は必要性が実感されるようなものとなっている。こんな本が古典文法版で出ないかなぁ(藤井貞和氏の書がそれか)
    テキストを読んだり、それをもとに授業をつくるということはとても大変なんだなぁと再確認。色々知らないと授業はつくれませんね。

  • 読み手を話の中に巻き込んでいくためには、聞き手に対して疑問、勧誘、依頼、確認要求などを行う表現形式をうまく利用することが大切。

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著者プロフィール

山田 敏弘(やまだ としひろ)
岐阜大学教育学部国語教育講座教授。博士(文学・大阪大学)。国際交流基金派遣日本語教育専門家、富山国際大学講師、岐阜大学助教授を経て、2013年より現職。専門は、日本語学、岐阜方言研究。主著に、『日本語のベネファクティブ―「てやる」「てくれる」「てもらう」の文法―』(2004、明治書院)、『国語教師が知っておきたい日本語文法』(2004、くろしお出版)、『国語教師が知っておきたい日本語音声・音声言語』(2007、くろしお出版)、『国語を教える文法の底力』(2009、くろしお出版)、『日本語のしくみ』(2009、白水社)、『その一言が余計です。―日本語の「正しさ」を問う―』(2013、筑摩書房)、『あの歌詞は、なぜ心に残るのか―Jポップの日本語力―』(2014、祥伝社)、『日本語文法練習帳』(2015、くろしお出版)など多数。

「2020年 『国語を教えるときに役立つ基礎知識88』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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