現代日本語疑問文の研究

著者 :
  • くろしお出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874248232

作品紹介・あらすじ

本書は、日本語疑問文の典型的な姿である質問文を対象に、いくつかの文型の文法的な構造を明らかにし、文法構造がどのように疑問文の内容面と言語行為面をむすびつけているかを論じることを目的とする。また、本書の記述や分析を通して、統語的な観点で規定することのできない現代日本語の疑問文をどのように規定すべきかという問題について、日本語の実態に即した提案を行うことを目指す。その際、これまで現代日本語の文法論であまり意識されることのなかった「文の意味とも機能とも言いがたい、一種のニュアンスのような話し手の物腰」と「現代より古い時代の疑問文の様相を確認する史的観点」の2点について、必要に応じて言及しつつ進める。

著者プロフィール

林 淳子(はやし・じゅんこ)
1984年、岡山県生まれ。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。
博士(文学)。
2017年より、慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター専任講師。

「2020年 『現代日本語疑問文の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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