再起動せよと雑誌はいう

著者 :
  • 京阪神Lマガジン
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本棚登録 : 307
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874353691

感想・レビュー・書評

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  • 面白いのでちょっとずつ読んでます。一見読みにくいサイズなんですが、意外にも読みやすい。用紙のおかげかな?

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      雑誌はあまり読まなくなってしまいましたが、この本に書かれているコトは尤もだと頷いています。。。
      雑誌はあまり読まなくなってしまいましたが、この本に書かれているコトは尤もだと頷いています。。。
      2012/09/20
  • 中俣さんの雑誌愛が伝わる。
    普段読まない雑誌も気になるし、久しぶりにスペクテイターが読みたくなった。
    ジョブスのスピーチが元は雑誌のキャッチコピーだったことに驚き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「中俣さんの雑誌愛が伝わる。」
      雑誌愛かぁ~良いですね。最近、雑誌を読むコトを止めてしまっている。ネットで何でも手に入ると思ってしまってるん...
      「中俣さんの雑誌愛が伝わる。」
      雑誌愛かぁ~良いですね。最近、雑誌を読むコトを止めてしまっている。ネットで何でも手に入ると思ってしまってるんだろうなぁ~
      紙メディアが好きなのに、、、反省。
      2012/05/30
  • ちょっぴり辛口、でも雑誌への愛に溢れたコラム集。
    この本を読んで、自分が雑誌を好きだった、そしていまも好きであることを再確認できた気がする。
    かつて雑誌を隅から隅まで読んだ経験のある人にオススメしたい1冊。

  • 雑誌
    メディア

  • 30年前ポパイ、anan、rockin'on、流行通信まで毎号買っていたころを思い出しました。

  • 1976年に創刊されたポパイは当時の西海外n文化を伝えてくれる本当の意味でのライフスタイルマガジンだった。
    かつてのポパイは今でいうインターネットのようなものだった。

  • 仲俣暁生さんによる様々なジャンルの雑誌分析。POPEYE、BRUTUSから始まって、Mart、OZMagagineまで。「雑誌の人格」とはまた違ったテイストだと思うのですが、詳しい人による冷静な分析、といった感じ。
    今後の雑誌の可能性とか、本誌では「あとがき」にあたる部分をもうちょっと詳しく読みたかった気持ちはある。
    本誌を通じて感じるのは「雑誌」というメディアがうまく規模感とか深さみたいなものが、従来の出版流通だったり、作り方だったりを前提としているものから少しずつズレてきている感覚、問題意識。これからの一つ再起動の可能性として「地域」を挙げていたけれど、「ののわ」なんかを手に取りながら、それはそのズレに対する一つ対抗策になりうるのか、果たしてそれは雑誌と呼べるのか、なんてことを考えたり。

    雑多メモ
    ・個人的に「雑誌」という形にそこまで思い入れがないのだという気づきもあった。
    ・定期購読でなくても、プロフィールをつかんでマーケットインの雑誌なんてのは電子雑誌であればさらにやりやすい気もする。

  • ここ数年来、出版不況と言われ続けています。特に雑誌は元気がなくて明るい未来が見えねえわけですが、特にずんどこだった2011年に日本のいろんな雑誌を取り上げてレビューしたのが本書。
    名前はよく聞くけど読んだことのない雑誌の雰囲気がわかるので、けっこう興味本位が満たされます。
    本のタイトルから「再起動せよ」と煽られているとおり文章には危機感があるのですが、個人的には消費が活性化すれば、雑誌は存外あっさりと復活するんじゃないかなと楽観しております。。。

  • レイアウトが雑誌的でおもしろい。ただ、やっぱり雑誌は終わったメディアのような気がします。

  • タイトルと著者の経歴から、雑誌の現状分析や(説教くさくても暴論でもいい)閉塞感を打破する提言を期待していたのだけれど、完全に肩すかし。雑誌好きの懐古趣味、愛情語りでしかなかった。雑誌産業が崖っぷちに立っている今、業界内の人間がビジネス上の視点なく雑誌の現状を語ることに、もはや現実的な意味はないと私は思う。少なくとも「再起動せよ」なんて銘打つのなら(ノリは「再起動してほしい。そう私は祈っているよ」くらいの感じだろう、これだと)。

    この本の唯一の収穫は、そもそも雑誌好きによる雑誌語りが成立すること自体、メディアとしての雑誌の衰退を象徴していると実感できたこと。かつて雑誌とは、多くの人にとって「別段好きというほどのことはないし、語るほどの思い入れもない。それでも読んでいるもの」であったはずなのに。特定の雑誌がではなく、雑誌というメディア全体がニッチ産業になったということだ。

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著者プロフィール

評論家・編集者。1964年、東京生まれ。「シティロード」「ワイアード日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、現在はフリーランス。著書に『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論―Westway to the world』(晶文社)、『〈ことば〉の仕事』(原書房)、『再起動(リブート)せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『失われた娯楽を求めて―極西マンガ論』(駒草出版)など、共編著に『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』(バジリコ)、『グラビア美少女の時代』(集英社新書)、『ブックビジネス2.0―ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)、『編集進化論―editするのは誰か?』(フィルムアート社)など。

「2020年 『失われた「文学」を求めて【文芸時評編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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