再起動せよと雑誌はいう

著者 :
  • 京阪神Lマガジン
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本棚登録 : 307
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874353691

感想・レビュー・書評

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  • ちょっぴり辛口、でも雑誌への愛に溢れたコラム集。
    この本を読んで、自分が雑誌を好きだった、そしていまも好きであることを再確認できた気がする。
    かつて雑誌を隅から隅まで読んだ経験のある人にオススメしたい1冊。

  • ここ数年来、出版不況と言われ続けています。特に雑誌は元気がなくて明るい未来が見えねえわけですが、特にずんどこだった2011年に日本のいろんな雑誌を取り上げてレビューしたのが本書。
    名前はよく聞くけど読んだことのない雑誌の雰囲気がわかるので、けっこう興味本位が満たされます。
    本のタイトルから「再起動せよ」と煽られているとおり文章には危機感があるのですが、個人的には消費が活性化すれば、雑誌は存外あっさりと復活するんじゃないかなと楽観しております。。。

  • 国内外・過去現在と多方面にわたる様々な雑誌。その運命や移り変わり、行く先について独自の視点で語る。

    雑誌を再起動させる足場が、ローカル「地域」にあるという。そこにもうひとつ「個人」というキーワードもあるのではないかと。装丁も工夫されててgood 。

  • 超良書。雑誌ってなんだっけ、価値、今後について考えさせられた。なにより、筆者が一番雑誌を愛してるんじゃないかなあとおもった。たぶん、また読み返す。

著者プロフィール

評論家・編集者。1964年、東京生まれ。「シティロード」「ワイアード日本版」「季刊・本とコンピュータ」などの編集部を経て、現在はフリーランス。著書に『ポスト・ムラカミの日本文学』(朝日出版社)、『極西文学論―Westway to the world』(晶文社)、『〈ことば〉の仕事』(原書房)、『再起動(リブート)せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『失われた娯楽を求めて―極西マンガ論』(駒草出版)など、共編著に『「鍵のかかった部屋」をいかに解体するか』(バジリコ)、『グラビア美少女の時代』(集英社新書)、『ブックビジネス2.0―ウェブ時代の新しい本の生態系』(実業之日本社)、『編集進化論―editするのは誰か?』(フィルムアート社)など。

「2020年 『失われた「文学」を求めて【文芸時評編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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