現代社会とスピリチュアリティ―現代人の宗教意識の社会学的探究

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著者 : 伊藤雅之
  • 溪水社 (2003年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874407370

現代社会とスピリチュアリティ―現代人の宗教意識の社会学的探究の感想・レビュー・書評

  • ニューエイジ・ムーブメントとは、アメリカ西海岸を発信源として1960年代後半から80年代にかけて盛り上がりを見せた霊性復興運動のこと。ベトナム反戦運動が高まる中、近代合理主義や伝統的キリスト教に反発する形でカウンターカルチャーと同時に現れた。

    http://d.hatena.ne.jp/sessendo/20110211/p2

  • 将来魔術学校を建設しようとぼんやり考えているのだが、その時宗教学という学問はその中核を担う力を持っていると考える。その宗教学という学問が、宗教思想、宗教現象にどう向き合い分析するかの実践が本書である。特にスピリチュアリティなどに対して、「胡散臭いけどなんで多くの人がこれにハマるんだろう?」と思っている人に読んでもらいたい。確固たる理由なき毛嫌いは危険だからこそ。

    僕がした引用の中では、特に宗教に入る心の必須条件として

    ・潜在的信者とすでに信者である者との間に感情的な絆が形成されること
    ・宗教集団との積極的な相互交流により新しいアイデンティティが確立されていること

    が挙げられていたのが特に参考になった。

  • 宗教社会学者の著書。
    自身もさまざまなスピリチュアルな場やワークショップ・セラピーを経験しているだけあって、ニューエイジムーブメントと呼ばれるものやそれに惹かれていく人たちの精神構造に、偏狭的なバイアスをかけることなく論じている点は好感がもてる。

    和尚(ラジニーシ)とその団体・そこに関わる人々の特徴やマインド分析は非常に的確だ。
    和尚への批判なく賛美の言葉中心の評論本、あるいはその逆で事実でないことも取り混ぜた批評本があるなかで、かなりバランスよく事実と、それに対する考察を行ったように感じる。

    スピリチュアルムーブメントにのっていく人々への警鐘として、スピリチュアルを現実世界からの逃避手段にしないという指摘は共感する。


    「ネット恋愛とスピリチュアリティ」についての章はよくわからなかった。というか、論旨がちょっと強引だ。
    オンライン上の「特別な存在」と、スピリチュアリティが同じだとは思えない。
    見えないものへの憧憬という点では同じかもしれないが。かといって、ネット上のちょっと仲良くなったツイッター友達が、大いなる存在ではなかろう。

    その点を考慮して、全体評価として★3とした。

  • 和尚ことORM、バグワンシュリラジニーシ教団へのフィールドワーク。J.Lofrand&Stark『Becoming a world−saver』、L−Sモデルも

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現代社会とスピリチュアリティ―現代人の宗教意識の社会学的探究の作品紹介

本書では、先進資本主義諸国を中心として世界的に広がりつつある、人々のスピリチュアリティへの関心に焦点をおきながら、現代社会とそこで生活する人々の社会意識を理解する手がかりを得ることをねらいとしている。

現代社会とスピリチュアリティ―現代人の宗教意識の社会学的探究はこんな本です

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