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- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784874983034
感想・レビュー・書評
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職場の人に借りた
筆者が夜回りをするなかで出会った子供たちについての実話、戦後から現在までの少年犯罪の背景についての考察、薬物についての説明などが語られている。
辛い人生を歩まなくてはならなくなった子供たちの実話にショックを受けつつも、どこか自分の中に筆者のコトバには納得できないものを感じながら読んだ。どこまでが子供で、どこから大人になるのか。私たち大人のせいで夜の世界に入らざるをえない子供たち可哀想、罪を犯すのは悪いことだけれどそんな行動に走ってしまう子供たちもまた大人の被害者なんだ、のようなこの本全体に蔓延している構図が受け入れられなかった。
漫画やゲームに原因を繋げるあたりも好きになれない。
現在の日本で実際に起こっている事実なんだな、くらいに思って読むのがいいのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夜の繁華街で「夜回り」を始めて11年、多くの若者と関わってきた高校教師が、ドラッグ乱用や犯罪に深まる子どもたちの実態を報告する。