戦争を悼む人びと

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  • 高文研 (2016年2月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784874985892

戦争を悼む人びとの感想・レビュー・書評

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  • 太平洋戦争について「加害の記憶」というとなんでもかんでも
    「捏造だ」とか「反日だ」とかいう人がいる。都市部を空襲され、
    原爆を落とされ、多くの市民が殺された「被害の記憶」だけが
    戦争の記憶ではないなんてことが通用しない人たちだ。

    だが、満州で、ニューギニアで、日本軍が侵略した各地に派遣
    され、加害の記憶を抱えて生きた元日本兵たちは確実にいる。

    そんな証言を集めたのが本書だ。戦争の記憶はどんなものでも
    重く、苦しく、辛い。本書は戦地を経験しているご本人たちの証言
    が多く収録されているので、辛くも貴重な記録だ。

    今夏、NHKスペシャルの戦争関連の内容は充実していた。中でも
    インパール作戦の回は秀逸だった。この無謀な作戦において、
    日本軍上層部がいかに前線の兵士の命を軽く扱っていたかを
    改めて思い知らされた。

    自国の兵士さえ消耗品扱いする軍が、自分たちより劣っていると
    見下していたアジアの人々の命を軽視するのは当たり前だったの
    だろうな。

    将校も、下士官も、兵士も、現地の人たちも、命の重さは同じはず
    なのにさ。

    上官の言うことを信じ、現地の人たちに手を下した。ある者は戦犯と
    して裁かれ、ある者はシベリアに抑留される。上層部はまっさきに現地
    から日本へ逃げ帰っているのにね。

    体験した人たちの声だからこそ生々しく、それでに語られる内容は
    重い。ただ、耳を塞いではいけないと思う。

    空襲で、原爆で、多くの日本人の命が奪われた一方で、アジア各地
    で多くの現地の人たちの命が日本軍によって奪われているのだ。

    改めて言う。戦争は美しくもなんでもない。ひたすらむごたらしく、
    後々までに人の心に深い傷を残すのだ。

  • あれ。随分前に読み終わったのに、読了にしてなかった。

    前半が戦争加害当事者の話、後半がそれを伝えていこうとする若い世代の話で、なかなか面白かった。

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戦争を悼む人びとの作品紹介

「加害」の記憶とどう向き合うか。日本の未来への道しるべとなる、戦場体験者と戦争未体験者をつないだ貴重なインタビュー集。

戦争を悼む人びとはこんな本です

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