- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875021087
感想・レビュー・書評
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陰陽の調和、ホールネス!量子に対してロマン的見方をするのはすき。
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東洋の神秘思想と量子力学との類似性。そんなものは東洋に生まれ育った人間が一冊の本としてあえて取り立てて書くべきような内容ではなくわかりきったことだ。本書は西洋思想にどっぷりと浸かった人が憧れる東洋というオリエンタリズム漂う一冊。ずいぶん昔の本であるだけに、その和訳を読んでいる自分とは何か、考えさせられた。なんだか、君たちの論理的に破綻した思想は、西洋主導の科学のあげた成果である相対性理論と量子力学によって、少しはその根拠を与えられたのだぞ、という、上から目線の太鼓判を与えられているようで、読みながら終始居心地が悪い思いをした。かりに自分がこのもったいぶった本書にタイトルを与えるなら、「なんちゃって、東洋」。
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量子力学を初めとする現代物理学の世界観が、タオイズムや仏教、インド哲学など、東洋思想と似通っている事を指摘した本。今では、この類似はかなり常識化しているが、この本がでたときにはかなり鋭い視点だったんだろうな。。。実は、学生の時、30年前くらいにこの本は一度読んでいて、その後、物理関係の本はよんでいるのだが、読んで結構難しかったかな。世界は相互依存でできている。
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1940年代の物理学界における発見と、道教や大乗仏教などの東洋思想の共通点を探求する。ファインマン物理学、ザ・フィフティズからなどリファレンス多数。
陽子と中性子同士が非常に近い時だけ重い中間子を交換できるのは、陽子と中性子の交換にかかるエネルギーが大きければ大きいほど交換過程に許される時間は短時間になる、という1935年の湯川秀樹の研究とファインマン図形が行き着いた、場の量子論は、易経において「自然の法則は、物と区別される力ではなく、物本来の運動の調和をあらわす。」として表現されている。
インドのウパニシャットが「愛する妻の抱擁にあるものが、内も外も知らぬように、聖なる魂の抱擁にあるものも、内も外も知らぬ」として示したブラフマンあるいはタオの世界で、変化というシヴァのコズミックダンスだけが永遠に継続される。 -
ニューエイジの思想では、科学と思想の一致というこの考え方が元になっている部分が多い。
結局、私たちが言う「物」を成り立たせるような最小物質はなくて、あるのはエネルギーだけ。
またそれは他との関係で常に変化しているということ。
相対性理論って知っているのは名前くらいだったが、ようやく相対性という言葉の意味を理解した。 -
ニュートン的世界機械理解の牙城を崩す、1979年に書かれた東洋思想への手解き書。今読むと量子力学の解釈には不透明な部分も多いが、いま改めて東洋思想の抗力を肉にするときに思想背景の理解に役立つ良著。
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2020.05.15 社内読書部で紹介を受ける
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【要約】
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【ノート】
・成毛10冊 -
Excel読みたいリスト2014/8/19から転記。2016/9/29