ジェンダーと科学―プラトン、ベーコンからマクリントックへ

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制作 : Evelyn Fox Keller  幾島 幸子  川島 慶子 
  • 工作舎 (1993年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875022107

ジェンダーと科学―プラトン、ベーコンからマクリントックへの感想・レビュー・書評

  • むかーし持ってたけど、どこへやったか(手放したのか、だれかに貸したままなのかも判然とせず)見あたらないので図書館で借りてきた。

    えー、たしか「バーバラ・マクリントック」って動く遺伝子の人よな~と、同名の(おそらく別人)作者による絵本(たとえば『ダニエルのふしぎな絵』)を見るたびに思っていた。こないだまた、この人の別の絵本を見かけて(『ダニエルのふしぎな絵』はよかったけど、ほかの絵本は私にはイマイチ)、遺伝子方面のバーバラ・マクリントックを思いだしたくてケラーの本を借りてきた(ケラーによるマクリントックの評伝『動く遺伝子―トウモロコシとノーベル賞』もある)。

    ケラーのこの本は原著が1985年、訳本も1993年と、もうけっこう古い本になってしまったけど、やっぱりカッコいい。あらためて読んで思う。
    ▼「ジェンダーと科学」について研究することは「女性」について研究することだ、という思いこみが蔓延していることに、私はいまだに驚かされる。(p.11)

    ▼人間体験のある部分を「男性的」と呼び、ある部分を「女性的」と呼ぶことには、どんな意味があるのか? そうしたレッテルを貼ることは、人間が自らの経験的世界を作りあげ、それを構成するさまざまな領域に価値づけを行い、さらには現実の男女を社会に適応させたり評価したりするうえで、どのような影響をもたらすのか?(p.16)

    ▼フェミニズムは、より伝統的なかたちの科学研究に、これまでにない貢献をしようとしている。従来女のものであった知恵を、たんなる女の視点としてだけでなく、女の視点を疎外しその正当性を否定する二分法の根源を探るための批判的な道具として活用していこうというのだ。(p.21)

    その後、ケラーの本はいろいろ訳が出ている。ちゃんと読んでないのもあるし、また少しずつ読みたい。

    『生命とフェミニズム―言語・ジェンダー・科学』
    『機械の身体―越境する分子生物学』
    『遺伝子の新世紀』
    『ボディー・ポリティクス―女と科学言説』

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ジェンダーと科学―プラトン、ベーコンからマクリントックへの作品紹介

2人が一つになって永遠の高みをめざすプラトン的愛のかたちは失われたのか。近代科学の勃興期、ベーコンは女性的自然をどうとらえたか。母との関係性は、男の子、女の子にそれぞれどのような性の意識をもたらすのか。現代科学の理論は、ほんとうに客観的に成立するのか。フェミニズム、科学、心理学など、さまざまなジャンルから、ジェンダーに色づけされた科学の本質を暴く挑発的論文集。

ジェンダーと科学―プラトン、ベーコンからマクリントックへはこんな本です

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