イギリス出身の音楽史家。本書の執筆時(1979)は、アメリカに在住し、ニューヨーク州コルゲート大学の助教授をつとめていた。ピュタゴラス以来の音階的宇宙論への関心から、比較宗教学に接近。邦訳書として、神々の形象とシンボリズムを総覧する『図説 古代密儀宗教』、ロバート・フラッドの著作からの図版を集成した『交響するイコン』(以上平凡社)、音楽と神秘思想の関係を扱う『星界の音楽』『音楽のエゾテリスム』、人類の精神史に隠された「極地」の伝承をテーマとする『北極の神秘主義』がある。
「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」