バロックの聖女: 聖性と魔性のゆらぎ

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875022688

感想・レビュー・書評

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  • ずいぶん昔に読んだ。結局、聖性とは何なのか考えてしまう。神への愛は歯止めが効かなくても許されてしまうし、愛はやっぱり人を狂わせるなあ。あと、列聖という最強最高のステータスは、結局生まれが良くてお金持ちでないと得られなかったというのがよくわかった。

  • 聖女や聖女になり損ねたバロックの女たちの過激な信仰の姿を紹介した本書。聖性と魔性を決めたのは社会か歴史か男か。予備知識が無かったが愉しめた。特にマルグリット・マリーとルイーズに興味を持った。これをきっかけに他のカトリックや聖女に纏わる書物を読みたい。

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著者プロフィール

比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。フランス在住。著書に『ヨーロッパの死者の書』『キリスト教の真実』『女のキリスト教史』(以上、ちくま新書)、『ジャンヌ・ダルク』(講談社学術文庫)、『ローマ法王』(角川ソフィア文庫)他多数。著者のホームページhttp://www.setukotakeshita.com/

「2021年 『疫病の精神史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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