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- Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875023609
感想・レビュー・書評
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『明日は嵐のなかを歩こう。貝を集める連中や炎とは逆の方向へ歩こう。ベーコンの「生命の役に立つために」という忘れられた言葉を胸に。
そしてまた、思いがけない宇宙の不連続性を思いながら歩こう。
星を投げた男によって明らかにされた裂け目についての知識と、あたりにぼんやり立ち込めるヒントを意識しながら歩こう。
不可解なことに、自然のなかには人間が付与した役割以上の何かがあるのだ。私はそのことを、虹の足もとにいたコスタベルの浜辺のヒトデを投げる男から教わったのだ。』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を開く度、なぜ私はローレン・アイズリーではないのだろう?と考えてしまう。尽きせぬ知的才能と 山に沸く泉のように美しい感性の二つを、彼一人に与えてしまわれるとは神はなんと太っ腹であろうか。その両方を与えられぬ私のような人間は、繰り返し彼の本を読むしか能がなく、その度自らの非力さと凡才さを思い知り、ただ嘆くのみである。私は彼の著作に恋い焦がれてばかりいる。