茶室とインテリア―暮らしの空間デザイン

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著者 : 内田繁
  • 工作舎 (2005年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875023883

茶室とインテリア―暮らしの空間デザインの感想・レビュー・書評

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  •  靴を脱ぐ、床に座る、といった日本人特有の身体感覚についての話から始まり、日本の空間の特性について、表層的なスタイルではなく、風土、歴史、文化との関係から掘り下げた本です。うつろい、うつし、すき(隙・数寄)、かさね、見立て、あわせ、などといった日本文化を表す言葉の奥深さを丁寧に解説しつつも、現代の空間のテーマを考えていく本書の展開には、インテリアデザイナーである著者ならではの創造的な視点があります。空間をとおして日本文化を知り、私たちの日常生活の場を意識して考えるきっかけを与えてくれる1冊です。(本学教員推薦)

    ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00026398

  • インテリアデザイナーの著者が日本の暮らし、建物、インテリアの歴史をたどり、暮らしの空間デザインのありようを模索し、問いかけるもの。

  • 建築に詳しくない身としては、家や茶室という空間を通しての日本文化論のように感じた。読みやすく、わかりやすい。

  • 和風建築のしつらえを考えるとき、さまざまな写真やディテールの本などを参照するものだが、「なぜそのデザインか」という哲学的観点では、いまのところこの本が私にとっての教科書です。

  • 建築学生なら読んでほしいな
    日本建築の型の意味が分かる

  • 日本人のもつ「沓脱ぎの文化、床座の文化」。この根源となる精神性は、茶室という形式で究極に純化され、そこから現代の日本の住宅空間へとつながっている。その流れを、平易な文章で綴っており、とても分かりやすい。

    モダニズムのテーマであった「能率」。しかしこれはあくまで身体性にとっての能率であった。精神にとっての能率は、まったく評価軸が異なる。

    珠光の言葉を借りる。
    空間をつくる、一建築家として、「和漢の境をまぎらかす」ことのないよう、地に足つけて、和の感性を大事にしていきたいと思う。

  • 岩波「図書」の記事から。

  • -和洋の境をまぎらかすということは、表層的表現を融合することではない。その文化的背景の根源性を融合させることだろう。二十一世紀の文化は、日本文化の根源的性格に多くのヒントがあるのではないか・・・といった視点が、今日、ヨーロッパの哲学者、デザイナーなどから浮かび上がっている-

    かの"桑沢デザイン研究所"の所長であり、紫綬褒章、藝術選奨文部大臣賞受賞など、日本を代表するインテリアデザイナーの内田繁さんの著作。2005年に出版されたもの。
    山本耀司さんのブティックも内田さんなんですよ~
    内田繁さんの代表作をあげると凄すぎてレビューのスペースがなくなりそうです(~~;)
    本書の構成は 座、間、風、水、火、談、飾、祀、色、心、と10もの章にわかれ、さらに、一つの章を4~9に見だし分けしていて、大変読みやすい。章の言葉がたった一文字からなっているのと同様、本文にも必要最低限の言葉で成り立っている。

    「茶室とインテリア」というタイトルのとおり、日本家屋(家具も含む)の歴史を文化と共に語っていて、日本を語る上で欠くことのできないキーワードについては、欄外で補足している。

    インテリアのみならず、建築を志す人にとってはまたとない教科書でしょう。同時に、インテリアにも茶室にもまったく興味がない人も、手に取って、ちょっと読み始めると、「あれ?」と気になってハマってしまうと思います。

    相当お勧めです。

  • ライトな茶の本。

  • 素晴らしかったです。随所で人生の生き方と照らし合わせることが出来るような深い言葉が綴られてます。
    過去の文化を保守的な立場で評価するのではなく現代の最前線と言い張って評価する姿勢が良かったです。もちろん説得力もあります。
    久しぶりに建築関連の本が読みたいと思って買ったのに、気づいたら人生について考えさせられてました。

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茶室とインテリア―暮らしの空間デザインの作品紹介

欧米型ライフスタイルになれ親しんだ日本人も、玄関を入るとあたりまえのように靴を脱ぎ、リビングルームではフローリングの床に座りたがる。これまで長い間、インテリアデザインは、そんな日本人のベーシックな身体感覚に目をふさぎ続けてきた。海外において伝統的な日本のライフスタイルへの関心が高まる現在、あらためて「茶室」や「縄文」、「数奇」や「見立て」などのうちに隠された日本的デザインのエッセンスを通じ、暮らしの将来を描き出す。

茶室とインテリア―暮らしの空間デザインはこんな本です

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