- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875023883
感想・レビュー・書評
-
インテリアデザイナーの著者が日本の暮らし、建物、インテリアの歴史をたどり、暮らしの空間デザインのありようを模索し、問いかけるもの。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
和風建築のしつらえを考えるとき、さまざまな写真やディテールの本などを参照するものだが、「なぜそのデザインか」という哲学的観点では、いまのところこの本が私にとっての教科書です。
-
建築学生なら読んでほしいな
日本建築の型の意味が分かる -
-和洋の境をまぎらかすということは、表層的表現を融合することではない。その文化的背景の根源性を融合させることだろう。二十一世紀の文化は、日本文化の根源的性格に多くのヒントがあるのではないか・・・といった視点が、今日、ヨーロッパの哲学者、デザイナーなどから浮かび上がっている-
かの"桑沢デザイン研究所"の所長であり、紫綬褒章、藝術選奨文部大臣賞受賞など、日本を代表するインテリアデザイナーの内田繁さんの著作。2005年に出版されたもの。
山本耀司さんのブティックも内田さんなんですよ~
内田繁さんの代表作をあげると凄すぎてレビューのスペースがなくなりそうです(~~;)
本書の構成は 座、間、風、水、火、談、飾、祀、色、心、と10もの章にわかれ、さらに、一つの章を4~9に見だし分けしていて、大変読みやすい。章の言葉がたった一文字からなっているのと同様、本文にも必要最低限の言葉で成り立っている。
「茶室とインテリア」というタイトルのとおり、日本家屋(家具も含む)の歴史を文化と共に語っていて、日本を語る上で欠くことのできないキーワードについては、欄外で補足している。
インテリアのみならず、建築を志す人にとってはまたとない教科書でしょう。同時に、インテリアにも茶室にもまったく興味がない人も、手に取って、ちょっと読み始めると、「あれ?」と気になってハマってしまうと思います。
相当お勧めです。 -
ライトな茶の本。