土方歳三、参る: 幻説五稜郭

著者 :
  • 光風社出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875193708

感想・レビュー・書評

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  • 私は元々五稜郭あたりの話はあんまり好きではないんだけど、でもとっても土方が格好良く描かれていました。SFなのも新鮮。
    でもなー、やっぱり五稜郭らへんの話が私的にあんまり…なのは、土方以外の登場人物が魅力に乏しいからだろうな。

  • ■悪夢の鍵を握る土方歳三に会うため二百年の時空を超える霊花…。維新の嵐吹き荒れる明治元年の箱館・五稜郭へ。そこで彼女が見たのは、巨大コンピューター“ガイア”の思惑も交錯する混迷を窮めた箱館戦争だった。歴史を造るのは人間か機械か。人類の生命力を見せつけるがごとく、一代の戦鬼・土方歳三は激動の時代を駆け抜けてゆく。待望の書下ろし歴史SF。

    ■■正直全体的なストーリーはエセSF。さして盛り上がりもなく面白みもない。★二つぐらい。だけど、とにかく土方さんが恐ろしくいい男でした。それだけで★六つ七つつけてもいい。賢い、強い、かっこいい。登場人物の中で一番、精神的にも強い。最強なんじゃないかな。それでいて、近藤さんや沖田さんを失った後に生きる自分は、もうとうに死んでしまった抜け殻だとあっさりと笑う姿が儚い。強さの裏側にあるのは、仲間を失った哀しみと死への渇望。
    近未来とか霊能力とかマザー・コンピューターとかタイム・パトロールとかタイムマシーンとか色々出てきますが、全部ひっくるめて土方歳三が一番強かったです。この人、ホント、何かを気負うでもなく素で強い(心のあり方が)ので、惚れてしまう。

  •  辻真先作品、初読。興味があった作家さんで、新撰組で土方だったら読むしかないでしょう!!
    結構こったSFなんですけど、さくさく読めて面白かったです。土方、かっこいーし!

  • 初めて読んだ歴史本。
    って言ってもすごいSFな話だった…
    史実ではありませんが面白いです土方さんがかっこいいですイバハチもかっこいいです。

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著者プロフィール

1932年、名古屋市生まれ。名古屋大学文学部卒業後、NHKに入社。テレビ初期のディレクター、プロデューサーをつとめたのち、脚本家に転身。『鉄腕アトム』、『エイトマン』、『ジャングル大帝』、『サザエさん』、『巨人の星』、『デビルマン』など、1500本超のアニメ脚本を執筆した。また、推理小説作家としても活躍しており、『仮題・中学殺人事件』、『迷犬ルパンの名推理』、『あじあ号、吼えろ!』、『完全恋愛』(牧薩次名義)など多数の著作がある。現在、デジタルハリウッド大学教授。国際アニメ研究所所長。本格ミステリ作家クラブ会長。

「2009年 『『鉄腕アトム』から『電脳コイル』へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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