武道の達人: 柔道・空手・拳法・合気の極意と物理学

著者 : 保江邦夫

• 海鳴社 (2007年4月24日発売)

作品紹介・あらすじ

達人たちの技を物理的に解析。空気投げ、沖縄に伝わる本部御殿手の技、少林寺拳法の技（王貞治の一本足打法も）などは力ではなく、理にかなった動きであった！　数々の秘伝が物理的に明らかにされる。しかし、それだけではない。「合気揚げ」といわれる神業？を分解写真でもって公開する。それは「物理学」を超えたなにかを予感させる……。著者はいう：「楽して人を倒す術を求め続けたなまけもの物理学者の半生を初公開」。

感想・レビュー・書評

[zenzen01さんの感想 · 2021年9月13日]

空気投げ等の達人技の力学的な崩しのメカニズムも面白いが、そこに達するまでに相手の動きをロボット化するための隠し技が存在するとの指摘に唸らされた！

[y_dokaさんの感想 · 2015年2月11日]

文体は相変わらず軽やかで、とても読みやすい。そして以前に読んだ同著者の本よりは怪しさは低め。
でもなあ。特に「体重を乗せたパンチ」とかのあたりは絶対違うと思うんだよなあ。でも相変わらずまともに反論できない文系の僕。

[maakun4012さんの感想 · 2014年10月23日]

理系の視点から見た、武道の達人論

実践できたら☆5つにします


フィギュアを使った実例や、相手のロボット化
達人の空気投げ、合氣揚げなど面白かったです

著者プロフィール

岡山県生まれ．
　　　東北大学で天文学を，京都大学と名古屋大学で数理物理学を学ぶ．
　　　スイス・ジュネーブ大学理論物理学科講師，東芝総合研究所研究員，
　　　ノートルダム清心女子大学大学院人間複合科学専攻教授を歴任．
　　　大東流合気武術佐川幸義宗範門人
　　　著書は『数理物理学方法序説（全8巻＋別巻）』（日本評論社）
　　　『量子力学と最適制御理論』『脳と刀』『合気眞髄』『神の物理学』
　　　『神代到来』『量子医学の誕生』など多数．
　　　　　　　 公式ホームページ　　https://yasuekunio.com

「2023年 『合気五輪書（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」