福祉国家の興亡 (こぶしフォーラム)

著者 : アズビヨン・ヴォール 渡辺雅男

• こぶし書房 (2013年9月19日発売)

作品紹介・あらすじ

新自由主義と労働運動の弱体化が、北欧型福祉国家を殺した。貧困家庭の激増、生活保護の打ち切り、ブラック企業台頭と労働の非人間化-苦闘する北欧労働者からの告発!

感想・レビュー・書評

[ざき★やまさんの感想 · 2017年4月2日]

筆者は、労働組合と資本家（新自由主義連合）の妥協の産物として福祉国家が出来たという認識に立ち、現在の福祉国家の有り様については否定的に見ている。

グローバル化が進み経済的なウェイトが国家から衰退していくかもしれないが、企業も国家という基盤なしでは存在し得ない。