NEW出口現代文講義の実況中継 2

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  • 語学春秋社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875686897

感想・レビュー・書評

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  • やらないと損する一冊です。そもそも、現代文を熱心に勉強しようという発想自体なかった私。少し早く気づいていたら、受験の結末は違っていたかもしれません……!

  • 第2巻では、次第型のマーク式問題や記述問題のほか、現古融合問題や明治文語文、詩を含む問題など、やや毛色の変わった出題形式のものが含まれています。

    とはいえ、本文の主張と具体例や比喩をかさねあわせて読む方法や、本文中に根拠をさがし求める方法など、著者の提唱する解法はこれらの問題でもまったくおなじように通用することが、具体的な問題の解説を通してわかりやすく説明されています。

    CD講義は、永井荷風の『墨東奇譚』についての問題で、設問には200字の記述問題が含まれていますが、音声だけでの説明にもかかわらず、要を得た解説だと感じました。

  • 「『あるがままにつかむ』というのは…他のものも全部きちんと知ってないと、その作品とどう違うか明瞭化できない」。道理で。

    「在るがままにきちんと対象をつかんだ上で、じゃあ、それをどう評価するか、というのが、学問なんですよ。そのために他のものと比較したり作業を行うわけです」。単なる受験対策にとどまらない内容。

    悪いことをするのは悪いことをせざるを得ない境遇だったから。だからその人の良心は傷んでいる、という入試で使われた素材の解釈を読んでなるほどと思う。

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著者プロフィール

関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。
現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、
受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ており、著書累計数は1300万部を超える。
また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、
多くの学校に採用されている。
著書に『出口汪の「最強!」の記憶術』『出口のシステム現代文』
『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、
『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)
『ビジネスマンのための国語力トレーニング』(日経文庫)、『源氏物語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、
『頭がよくなる!大人の論理力ドリル』(フォレスト出版)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。
小説に『水月』(講談社)がある。

「2019年 『何が教育をダメにしたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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