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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784875863632
作品紹介・あらすじ
三山佳依から見たタイの色"山吹色・藍海松茶色"、日本の色"銀鼠色・里桜色"、そして、色であって色でない白"白練色"。プラープダー・ユンから見たタイの色"Magenta・Green"、日本の色"Orange brown・Pale blue"、そして、色であって色でない白"Ghost white"。
感想・レビュー・書評
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2013/09/07
from K.M. and P.Y.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日・タイ二人の若手作家がそれぞれの感性に基づく「色」をめぐって綴った短編集。
見開き右から三山さんの短編が5編。左から横書きで日本語訳されたユンさんの短編が5編。小泉弘さんの装丁、特に中扉のデザインと色彩バランスが本文の各タイトルとあいまって非常に美しい。
三山さんの小説は詩的な豊富な語彙に彩られて、豊かな感性があふれ出てくるよう。どれもが余韻を持って響いてくる。一方、ユンさんの描く日本の情景はやはりエトランゼのもの。その独特な感性と乾いた文体は村上春樹に通じるものがある。
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