永遠のピアノ〜毛沢東の収容所からバッハの演奏家へ ある女性の壮絶な運命〜

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制作 : 槌賀七代  大湾宗定  後藤直樹  阪口勝弘  釣馨 
  • 芸術新聞社 (2015年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784875863939

永遠のピアノ〜毛沢東の収容所からバッハの演奏家へ ある女性の壮絶な運命〜の感想・レビュー・書評

  • 朱暁玫の自伝。
    文革の時代、才能、教養のある人はみな徹底的に砕かれた。
    本を出せるのは、逆境に勝ち、耐え、戦い抜いた一部の人。

    結局共産主義が歪んで大躍進に文革に激しさを増して「持つ人」たちはコテンパンにやられたけれど、その後の改革開放から始まる新しい時代には彼らがやはりお金持ちになる。という件は本題と関係ないながらも興味深い。

    この人の音は本当に聞いている人を巻き込む。CDですらこんなに素晴らしいのだ。実際にコンサートへ行ったらどれほど心奪われるだろう。

    文革に興味を持った人には、チンカイコー陳凱歌の自伝も合わせて読むと面白い。

  • たまたま耳にしたゴールドベルク変奏曲の新録音(2016年)の明るい音色に引き込まれ、この本を手にした。
    読みおわって感嘆するのは、このピアニストのこの上ない謙虚さについてである。それは、中国人が文化として生まれながらに持つものなのか、文化大革命という荒波をくぐり抜けたためなのか、老子の教えから来るものなのか、はたまたバッハの演奏を通じてのものなのか?
    しかしシャオメイの人生には謙虚さだけがあるわけではない。文化大革命を生き延び、アメリカへ、さらにフランスに渡って自己実現を果たしてきた。その姿に強く心を打たれるのだ。
    その強さを感じ取るために、もう一度ゴールドベルクを聴こうと思う。

  • 「文化大革命」・戦争以上の戦争・・でも・・・今や中国は文革を否定しているけれど・・・・ナンも変わってはいないかも・・・・・日本もそう

  •  衝撃的だった。

     多感な青年期を時代の波に翻弄されて過ごした著者が、音楽に生きる活路を見出し、再生していく過程を描いた自叙伝。

     苦難に満ちた人生を歩んだ著者の紡ぎだす≪ゴルトベルク変奏曲≫(バッハ)や≪子供の場景≫(シューマン)はどんな音なのだろう。もはや、バッハでもシューマンでもピアノでもなく、魂そのものなのではあるまいか。聴いてみたい。

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永遠のピアノ〜毛沢東の収容所からバッハの演奏家へ ある女性の壮絶な運命〜の作品紹介

音楽があったからあの革命を乗り越えられた。演奏することは死をも意味した…。破壊と混乱の文化大革命が多くの時間を奪い去った。プロ演奏家になれたのは40歳の時。遅すぎる、けれども希望ある出発となった。芸術の意味を問う在仏中国人ピアニストの自伝。フランス語で著された最も優秀な音楽書籍に贈られる「グランプリ・デ・ミューズ」受賞の話題作。

永遠のピアノ〜毛沢東の収容所からバッハの演奏家へ ある女性の壮絶な運命〜はこんな本です

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