『塵劫記』初版本―影印、現代文字、そして現代語訳

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制作 : 佐藤 健一 
  • 研成社 (2006年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876394098

『塵劫記』初版本―影印、現代文字、そして現代語訳の感想・レビュー・書評

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  • (2010.07.30読了)(2010.07.27借入)
    「天地明察」にも登場した江戸時代の和算の書「塵劫記」。刊行されたのは、1627年ということです。渋川春海は、1639年に生まれ1715年に亡くなっていますので、「天地明察」の主人公が生きた時代には、遺題12問のついた新編「塵劫記」(1641年)がすでに巷に流布していたことになります。

    この本は、見開きの右ページに1627年に刊行された「塵劫記」初版本の原著の写真版、その下に現代の活字を原著に対応する形で入れ、左ページに中途半端な現代語訳と不十分な注釈がついています。(ちょっとひどい書き方をしているのは、僕にとってちんぷんかんぷんな部分が結構あるためです。)
    この本の内容を分かりにくくしているのは、僕にとって江戸時代の単位がよくわからないこと、算盤を使っての割り算の仕方がわからないこと、意味の不明な数字が突然現れること(円周率πに関する数字であるようなのですが)、等、障害物が結構あります。
    一気に流し読みしたのがまずかったのかもしれません。
    最初に、単位の話、九九の話、割り算の九九の話、等がありますので、繰り返し唱えて習得してから先へ進むべきだったのかもしれません。
    その後、割り算掛け算の練習問題があり、その後に、実用的な応用問題があります。
    米の売買、買って帰る時の運賃も考慮して、どれぐらい買えるかという問題もあります。
    利息の計算、枡の体積計算、土地の面積計算(検地)、収穫と税、材木の計算、河川工事、木の高さを測る、開平法(√計算)、開立法(立方根)、等、日常で必要と思われる計算法が、網羅されていますので、売れたのももっともかもしれません。
    時間をかけて、現代のやり方と比較しながら、読む時間がとれたら、やってみたいものです。
    (2010年8月2日・記)

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