「神使像図鑑」神使になった動物たち

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  • 新協出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876478132

感想・レビュー・書評

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  • 狛犬のように神社に見られる動物たちを網羅した一大図鑑です。
    その膨大な情報量に圧倒されました。
    もはや百科事典並みです。

    あっちでは鹿、こっちではイノシシ…と、ページをめくっては珍しさを知るのも楽しいものですが、狛犬以外のさまざまな神使動物以外にも、知らなかったことがありました。

    例えば仏教系では大黒天を、神道系では大国主命を祀り、神仏習合して「だいこくさま」と呼ばれるのだそう。
    大国主命と大黒天では、パワーが違う気がして、なかなか同じに思えないものですが、その昔の神仏習合期から理解すると覚えやすそうです。

    品川神社の入り口には昇竜・降龍の大鳥居がありますが、それは狛犬と同じ役割を果たしているそうです。
    その鳥居の前には大きな狛犬もいるのですが。

    また、摩利支天は、陽炎を神格化した女神だそうです。
    軍神かつ農業の神という二面性を前から面白いと思っていましたが、女性とは知りませんでした。
    猪に乗る勇ましい姿ばかり見ていましたが。

    いろいろと魅力的な動物たちが紹介されている中でも、杉並区の福相寺が印象に残りました。
    ここにいる米俵に乗った一対の鼠を、いつか観に行きたいと思います。

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