この国で女であるということ

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  • 教育史料出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876524112

感想・レビュー・書評

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  • 週刊AERA巻頭連載『現代の肖像』の20篇/’80年代までの高度成長社会では男女ともに志を持たなくても結婚して二児以上を得るのがスタンダードだった「男は仕事でリスクを取っている」と言いながら「女は志がなくともなんとなく生きていける」結婚幻想に浸らせておきたかっただろうが、日本の時代は終わり「良い男」も希少になって男性原理社会でのしあがるには、「女優」のような女の仕事でも大変だ。/内田春菊は露悪的/辛淑玉は朝鮮学校で「思想が悪い」と殴られ二度ヘルニアになり家出…商業高に進学できた…テロリスト養成処である「民族の誇り」教育

  • 281.04アエラ「現代の肖像」1990年代頃に連載されたものから
    吉田美和、北川悦吏子、一条ゆかり、林真理子、天海祐希、内田春菊…

  • 女優さんや著名人などの人生の一片を取材し、綴った作品。
    よみごたえのある一冊だった。乱読ではあるが、偉業を成し遂げたり、知名度を得ている女性たちの背景は、普通ではなく、特殊な経験を積んで、やはり苦労を重ねているというのが共通している。
    数奇な運命を背負った女性たちは、やはり女優ならば女優、作家ならば作家というように、そういった人生の使命を受けて生まれてきたのかも、と思える。大手の出版社から発売されているというよりは、地味に発売された本。だが、読み応え十分な良書である。

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