「心いじり」の時代―危うさとからくりを読み解く

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著者 : 大森与利子
  • 雲母書房 (2013年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876723263

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「心いじり」の時代―危うさとからくりを読み解くの感想・レビュー・書評

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  • 言いたい事はよくわかるし、共感するところも多いのだが、根拠に基づいた論説を期待すると裏切られる。長めの社会時評、あるいは自分と読書傾向が近いためか長い読書感想文を読んでいる感じになった。個人的にはそれはそれでよかったのだが。

  • 心理的療法によって諸問題を個々人の内面の問題として抱え込ませ、その反動としての<癒し>や国家・社会によって呈示された<正しいあり方>に意識するとも服従させられてゆくーーそんな現状に対して警鐘を鳴らした一冊。引用は社会学方面の書籍が多く、各章毎に引用文献の一覧が置かれている。

    堅牢そうな・若向きそうな作りに対して、論旨がいまひとつ不明確な印象を受けた。メディアが専門家のインタビュウを用いることによって、さも正当性があるように「心をいじる」という本文中の内容が、そのままこの本に対しても適用できるのではないかと読みながら思わず懐疑の念を抱く。あれもこれもそれも批判し、自らの言論が正しいと言い張っている構図と同じなのではないか。造語を行うことによって新たな病理を作り出そうとしている面でも同じである。バウマン? リキッドソサエティ? 社会学からの引用はちょくちょくあるが、引用のつまみ食い感も否めずもう少し丁寧な説明が欲しいように思う。内容と作り(構えと言うべきか)の差があるように感じられた。

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「心いじり」の時代―危うさとからくりを読み解くの作品紹介

もう「心理主義」「市場原理」に振り回されない!され放題、いじられ放題から脱する知の探求。本書では、教育、医療、福祉、労働、政治、経済等々…。あらゆる生活領域が、いかに強者・識者・メディア主導の言説で構成されているかを捉える。そして、それらの支配的言説を吟味し直し、生活知再興への活路を見い出していく。

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