- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876883615
感想・レビュー・書評
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アングリマーラの話は非常に怖い話ですがあまりに振り切っているので逆に興味深く印象深い話な気がします。
また、最後の方に仕事の忙しさに心を乱されるのではなく千手観音のように仕事をこなしながら平静な心を保つことの重要性が語られますが、身につまされました。
私も仕事の忙しさを理由に心がささくれ立つことがありますが気を付けたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校時代、学校の図書館にこれを入れるよう頼んだら、断られて「書教分離だ!」と抗議しにいった痛い経験のあるワタクシです
「これは比較的トンデモに見られるようなことは書いてないから、大丈夫だ。ぜひ読んでくれ」と思っていたようです。
インドの貧しい人たちが物乞いをしてきて、「こりゃ、物欲がひどい」と、逃げるように車を発進させる仏陀もどうかと思いますが・・・。
「勝つことばかりを考えるのではなく、撤退戦というものがあるということを知らなければなりません」
党が撤退するのはいつのことやら・・・。 -
第2章 罪を許す力 がすごい。もちろん4章5章も壮大で素晴らしいけれど、2章は胸に響いた~
自分自身に対して、いつまでも「あんなことをした…!」とか思ったり、他人に対しても、「あの人にこんなひどいことをされた…」とか思ったり、罪を許せないでいる人は多い。
その影響から、日本では年間3万人の自殺者がいる。
でも、罪を犯さない人なんていない。
もっと、「許す」という力を育んでいかなければ、と思った。他人に対しても、自分に対しても。
この2章を多くの人が理解すれば、世の中は潤っていくと思う。 -
本書では「大悟」を「深く大きく悟りをひらくこと」という意味で使われている。悟りをひらくという言葉からすると、難しい仏教書のように感じるが、内容は現代的に説かれていてわかりやすい。「心の法則」が学べる奥深い本だ。
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【仏陀の悟りの書】
本書は、大川隆法先生が仏陀の悟りについて解説された書物です。
「自らの心の主となれ」「因果の理法を知る」など、生きていく上でとても大事な考え方だと思います。
私が印象に残ったのは「人間は不完全な存在である」という考え方です。
不完全だから何もしなくていい、ではありません。
不完全なのだから、完璧にできない自分を許してあげる、また他者も許してあげる。
許し、というものがそこから生まれてくるのです。
自殺者の多い世の中、皆同じ苦しみを抱えているのではないでしょうか。
そのような人も、またそうでない人も、本書により仏陀の悟りに触れることで、また違った見方ができるのではないか、と思います。