- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784876885541
感想・レビュー・書評
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チーム力を最大化するための施策として、厳しいノルマ、仕事ぶりの悪い人間を叱り飛ばすなどのプレッシャーをかけるやり方は短期的に一定の効果がある。
しかし、それでは長くはもたないという。
そこで、効果的なのが仕事のやりがいを持つということだと著者は言う。
そんなこと当たり前だと思うかもしれないが、実際その通りで、当事者にとってはその当たり前のことがなかなか自覚できないものだとも述べている。
分かったつもりになっている状態が一番危険で、それは動いていない証拠だ。
実際に実践し始めると、改善には終わりがないことがわかる。
トヨタではPDCAを回して回して回し続けることで生産性を向上してきたというが、
納得する再発防止策が出るまで「5回のなぜ」を追及していくということや、整理整頓の施策として知られる「5S」に関して、「単に職場をきれいにするとかきれいな状態を維持することではなくて、成果を上げるための改善活動の出発点であり、職場の地固めとして整理整頓を行うことで、「結果として 職場がきれいになるのだ」」という話を聞くとトヨタの底力を感じる。
そして、このPDCAサイクルを回しつくすためのツールとして形にしたのが改善活動の7つ道具だ。
トヨタの強さの神髄は改善にあり、実際の改善施策やツール、考え方を学べるのは大きいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マインドとスキル。当社は「やるきはがない」と精神ばかり強調。0.5秒にこだわるトヨタ式は、マインドだけでは実行不可能。