牧歌/農耕詩 (西洋古典叢書)

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制作 : 小川 正広 
  • 京都大学学術出版会 (2004年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876981519

牧歌/農耕詩 (西洋古典叢書)の感想・レビュー・書評

  • 古代ギリシャのホメロスは、世界の詩聖として崇められていた存在でしたが、時代は下り、古代ローマの詩人ウェルギリウスも当時広く名を馳せていたようです。

    牧歌も含蓄あっていいですが、明快に描かれた農耕詩は、どれも素晴らしく美しい詩の連続です。農民の生活と自然、生の喜びと苦しみ、闘争と平和……人間存在の相矛盾する葛藤とはかなさとエロスが格調高く描かれています。いや~ほんとに惚れ惚れします♫ モンテーニュもエセーの中で大絶賛。わかる、わかる。

    <農耕詩>
    第1歌――畑作と穀物栽培
    第2歌――樹木栽培(おもに葡萄とオリーブで~す)
    第3歌――牧畜
    第4歌――養蜂

    「春こそは森の葉を茂らせ、春こそ木々の発育を促す。
     春には大地は膨らみ、命の種を求める。
     そのとき全能の父、天空の神は、豊沃の雨となって、
     喜び溢れる妻の膝に降り、その大きな肉体と力強く
     交わって、すべての生命の芽を養い育てる」

    *当時、ウェルギリウスと同じ文芸サークルにいた詩人プロペルティウスが、彼を称賛して、面白い詩を書いていたようで、くすくす笑ってしまった。可愛いな~

    『退け、ローマの作家らよ、退け、ギリシャの詩人らよ。「イリアス」よりも、何か偉大なものが生まれつつあるのだ』

  • これも牧畜のある詩 農耕詩の方が面白かった 緩やかでも力が要りそうな感じ テオクリトスより陶淵明に近いか

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牧歌/農耕詩 (西洋古典叢書)の作品紹介

「田園詩」の模範とされ、近代芸術にも影響を与えたラテン文学黄金時代の精華の詩集。

牧歌/農耕詩 (西洋古典叢書)はこんな本です

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