英雄伝 1 (西洋古典叢書 G 49)

  • 京都大学学術出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876981670

作品紹介・あらすじ

紀元五〇年頃ギリシア本土に生まれたプラトン学者が、古代を追慕しつつ著わした機知と教訓に満ちた伝記集。ギリシア・ローマの著名な政治家をそれぞれ比較しつつ、歴史書によくある事績や戦功を記すよりは、むしろその人物の性格、生きざまを見事に活写した言行録である。

感想・レビュー・書評

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  • 感想は3巻のところで3冊分まとめて書く。この間は伝説上の人物が多いかんじ。

  • この本は歴史ではなく伝記である。
    というだけあって,読み物として面白い。

    古代ギリシアと古代ローマの人物を二人一組で取り上げて,それぞれの生涯を歴史的事実と多くのエピソードでえがき,最後に二人を比較することで違いや優れている点などを際立たせている。

    今回は「テセウスとロムルス」「リュクルゴスとヌマ」「ソロンとプブリコラ」「テミストクレスとカミルス」の4編を収録。

    既存の訳は読みにくいとレビューでよく書かれているが,この本はそのようなことはなく読みやすい。全訳なので,有名な人物のみの抜粋でもない。
    ただ私がちょっとした間に少しずつ読んだせいか,取り上げられている人物がどういった活躍をした人か少しでも知っているほうが楽しめた気がした。

  • 日本の翻訳文化に感謝したくなります。訳も訳注も読みやすい素晴らしい一冊です。

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著者プロフィール

46/48年頃~127年頃。帝政ローマ期のギリシア人著述家。『対比列伝』(プルタルコス英雄伝)、『モラリア』『愛をめぐる対話』などの著作を残した。

「2017年 『新訳 アレクサンドロス大王伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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