歴史と事実: ポストモダンの歴史学批判をこえて (学術選書 57)

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  • 京都大学学術出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784876988570

作品紹介・あらすじ

"歴史"とは、過去の出来事を徹底調査し客観的な"事実"を取り出して、これを記述したものだと、一般には受けとめられている。しかし、ポストモダニズムの台頭以来、歴史とは歴史家が過去についての見かたをそれぞれに語った物語にすぎないのであり、過去をそのまま復元したものではないという批判がある。本書は歴史学の原点である古代ギリシアの歴史家の見解を検討し、歴史を書くことの可能性についてあきらかにする。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

1942年生まれ。1970年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。
京都大学文学部助手、立命館大学文学部助教授、教授をへて
現在立命館大学名誉教授。京都大学博士(文学)
【主な著書】
『ヘレニズムとオリエント——歴史のなかの文化変容』、ミネルヴァ書房、1993年

「2012年 『歴史と事実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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