推古天皇―斑鳩に桃李咲く

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著者 : 三枝和子
  • ケイエスエス (1999年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877093440

推古天皇―斑鳩に桃李咲くの感想・レビュー・書評

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  • 敏達天皇の皇后から、やがて帝位についた推古天皇の生涯を描く。彼女の摂政であった聖徳太子があまりにも有名であるため、推古天皇にスポットライトが当たることは少ない。しかし作者は、その類まれな美貌と聡明さをもって聖徳太子や権力者蘇我馬子を翻弄する女帝として彼女を描いている。
    マンガ「日出処の天子」のやたら強烈な印象を拭い去って読むのが一苦労だ。こちらは推古天皇以外の女性たちも政治の世界に目を光らせているあたりが一つの特徴と言える。(語りにも三輪氏に縁のある一人の女性を選んでいる。)

  • 生まれつき美貌と才能に恵まれた炊屋媛(推古)は、時の権力者で叔父でもある蘇我馬子により、大王として即位させられる。だが傀儡を望んだ馬子の思惑をよそに、彼女は甥の馬屋戸(聖徳太子)を従えて、自ら執政に乗り出す。

    ケイエスエス (1999.05)

  • 一般的なイメージとしては、聖徳太子は偉業をなし、馬子を筆頭に蘇我氏は悪役といったところだろうか? しかし2人の間でバランスを取りながら政治をおこなった推古天皇の目を通すと、どちらも長所短所をもっていてなかなか面白い。特に本作の太子は為政者としての能力が欠けていて、また推古天皇も決して傀儡の女大王ではない。3人が同時代に存在したからこそ、推古天皇の在位は長く続いたのだろうと思うと、味わい深いものがある。

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