これでも国家と呼べるのか―万死に値する大蔵・外務官僚の罪

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著者 : 小室直樹
  • クレスト社 (1996年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877120351

これでも国家と呼べるのか―万死に値する大蔵・外務官僚の罪の感想・レビュー・書評

  • なぜ今の日本が為体なのか、それを官僚制の腐蝕に求めている。日中韓の歴史問題は日本の謝罪外交から始まり、産業の停滞は資本主義と自由主義の精神が根付いてないからだとする。さらにエリートの責任感の無さは戦前の陸軍からあったとする。それら全ては日本の官僚制に凝縮されているのだった。

  • 官僚批判で綴る一書だが、この無責任な国家体制に至る原因が、官僚制度腐蝕だと看破する。
    実質的に決断し支配するグループ、ほんの一部の限られたエリートたちはどんな失敗を犯しても罪には問われず、逆に出世し末端の非エリートの者には徹底的な非を押し付ける。
    官僚制度腐蝕に陥った先の大戦におけるエリート軍人たちの無責任と組織破壊の事例を挙げ、さらに本書が刊行された当時の大蔵省を初めとして官僚組織のモラル破壊に重ねる。
    まず、先の大戦を巡る官僚軍人とも云える寺内、富永、福留の行いは正に万死に値する。
    さらに杉原千敏を免職させたのは戦後だというのには驚いた。

    正に本書で看破された官僚制度腐蝕の例の数々は先の大戦の愚かな部分として認識し記憶に留めないといけない。

    それにしても殆どフリーハンドで書かれたような文体だが、これだけの内容をフリーハンドで書ける小室直樹はやはり天才といっても過言ではない。

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