追憶のキスを君は奪う (ガッシュ文庫)

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著者 : 鳩村衣杏
制作 : あさと えいり 
  • 海王社 (2005年8月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877245108

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追憶のキスを君は奪う (ガッシュ文庫)の感想・レビュー・書評

  •  自分が彼のことを好きなんだ、と思い知らされた人から、結婚の知らせを受けた夜。
     副島穂波は、どうしても誰かに抱かれたかった。
     そんな彼が一夜の相手に選んだのは、年下の男。
     副島は、彼と「キスはしない、今夜一晩だけ」という約束をしてからベッドを共にしたはずだったのだけれど、その男・冽は、その約束を破り、「もう一度会いたい」と言い出し、断る副島に無理やりキスを仕掛けてきた。
     副島はそのままホテルを後にするけれど、ひょんなことから冽と仕事の関係で再開してしまう。
     そこから冽のアプローチが始まり、副島は断り続けるけれど、次第に冽の不器用な情熱に惹かれていく……

     という話でした。
     恋愛を拒んでいた男が、若い男の情熱にほだされてもう一度、恋愛をする話……だったんですが。
     ちょっとそれとは違ったのは、くっついた「おめでとうー!」と思ったら、ちょっとしたドロドロが待っていて、実は副島が初めてキスをした相手が、冽がコンプレックスを感じていた実の兄だった……というおまけつき。
     そこからそれなりにうまくいってたはずの二人の関係がギクシャクし始めて……という因果すぎるお話。

     まあ、最後はハッピーエンドに落ちてくれたからいいんですが、そんな偶然、設定に盛り込まなくてもいいのになあ……と正直思ってしまったし、素直に幸せにしてあげてもよかったんだろうなあ……と他人事だからこそ、思ってしまいました。
     話は面白かったと思いますが、最後のところはちょっと蛇足だったかもしれない、と個人的には思います。

  • memo: 冊子「無慈悲な唇」(ガッシュ文庫 初ナツフェア)

  • 前半は穂波が初恋の相手を自分の中で消化していく話。
    後半は冽がコンプレックスを乗り越えるまで2冊読んだ気分。

  • ★3.5。二人が恋人になるまではとても良かったのですが、後半が劇的なエピソードを詰め込み過ぎて、唐突に感じました。
    エピソード自体は良かったと思うので、これはいっそ続編として一冊分の尺を取った方が面白かったのにと、惜しいです。
    とは言え筆力があり大きな破綻もなく、後半は早送り気味とは言え要所は押さえて書かれていたので、最後まで読めました。

  • 恋情の雨が~を先に読んだのですが、こちらもすごく良かったです。

  • 年下攻萌えヤンデレ萌えどんより萌えの私になかなかぴったりの話だったぜ。弟がじわじわ病んでていい。極端に自制が利かない、という点でのヤンデレ

  • カメラマン×フリーライター。年下攻め。
    展開が痛々しい。
    読んでいてつらかった。

  • ●あらすじ●</br></br>
    忘れられないキスをくれたあの人から、結婚の報せを受けた夜。俺はどうしても抱かれたかった。彼とは似ても似つかないような年下の男に。そいつ・・・冽は、望み通りに俺の身体を満たしてくれたが「キスはしない、今晩一晩だけ」という約束を破り、一途に俺を求めてくる。・・・恋愛に陥るのは怖くて、俺は頑なに冽を拒んだ。しかし、その不器用な情熱が次第に愛しく感じられ、俺は冽を愛するようになるのだが・・・。</br></br>

    ●感想●</br></br>
    <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E9%25B3%25A9%25E6%259D%2591%25E8%25A1%25A3%25E6%259D%258F%26index=blended">鳩村衣杏</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />先生の作品はこれが<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4835217284&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">オフィスで君は甘く蕩ける</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4835217284" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />に次いで2作品目。<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4835217284&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">オフィスで君は甘く蕩ける</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4835217284" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />はどちらかというと評価が辛かった気が・・・・・・。どちらの作品もイラスト買いなのがバレバレですね&#63916;
    <blockquote>
    「な・・・・・・っにしやがんだ!」</br>
    その戒めから解かれた次の瞬間、俺は彼の頬を思い切りひっぱたいていた。</br>
    頬を擦りもせず、彼はタクシーに乗り込んだ。その横顔には、怒りが浮かんでいた。自分は悪くない、絶対に謝らない------そう言っているように見えた。なぜだか首筋が熱くなり、俺は窓に向かって中指を突き立てた。</br>
    かすかに震える指で唇に触れ、ちくしょう、と胸の中で悪態をつく。</br>
    痛みを伴うほどに激しく、全身から力が抜けそうに甘いキスだった。もう一度、抱き合いたい------そんな気分になりそうで、思わず手を出してしまった。言葉の誘いはかわしたのに、キスに負けそうになったのだ。</br>
    キスは嫌いではない。恋人とするキスはセックスと同じか、それ以上に好きだ。心を許した証だから。</br>
    だが、記憶に残るキスをくれたのは、たった一人、初恋の男だけだ。その男の結婚を知った夜に、名前も知らない男から、忘れられなくなりそうなキスをされるとは。</br>
    五分ほど待って乗ったタクシーのリアシートに身を沈めると、カーラジオから音楽が流れ出した。演歌だった。自分を抱いた男のことはすぐに忘れてしまうのに、この身に決して触れないあの人の面影だけがいつまでも離れない------成就しない恋への未練を綴る歌声が、静香に夜を満たしていった。
    </blockquote>
    序盤、冽がボヤ〜ンとしててイメージが掴みづらかったですね。段々読み進めるうちに彼がお坊ちゃんで全てに欲が薄く、初めて穂波に対して心から欲しいと思い戸惑いながら迷っていたことが解りその辺りが印象を薄くしてたんだと。</br>
    冽の兄が森江だってことはすぐわかりましたけど、それがいつどんな風にバレるのか結構ハラハラさせられました。森江も穂波に全く気がないって事はないだろう・・・とは思っていましたが、
    穂波は不器用で自分を性悪みたいに卑下しているけど、取っ替え引っ替え男を変えているようで相手にもちゃんと思われてたと思うし、だからこそ別れを重ねていることに気づかない可哀想な男。でも、初恋の森江のキスだけを大事に心に仕舞っておく様な純粋な男。</br>
    この話においてキスが大きなキーワードで身体を重ねるより大事なこと。タイトル「追憶のキスを君は奪う」通り。
    <blockquote>
    冽は夢でも見ているかのように、俺を見つめ返す。何が起こったのか、わからないようだった。</br>
    「満足か?」</br>
    「え・・・・・・?」</br>
    俺は泣きながら微笑んだ。</br>
    「今ので足りたか、って聞いてるんだよ」</br>
    冽は首を振ると、今度は自分からキスをした。それはあの日より熱く、激しく---甘いキスだった。</br>
    13年かけて、俺は初めてのキスより大事なキスを見つけた。冽が道の彼方を夢見たように、俺は歩いて、歩いて・・・・・・このキスにたどり着いたのだ。</br>
    「・・・・・・もう、どこへも行きたくない。冽以外の誰かと、キスしたくない・・・・・・」</br>
    俺は冽の温かい胸に顔を押しつけ、広い背中を思い切り抱きしめた。</br>
    「冽じゃない誰かを------もう好きになりたくない・・・・・・」</br>
    「副島さん・・・・・・」</br>
    冽も俺の身体をしっかりと抱きしめ返してくれた。とめどもなくあふれる涙が、シャツに染み込んでいく。</br>すべてを受け止め、心ゆくまで泣かせてくれる胸は、きっとこの冽の胸以外にない。
    </blockquote>
    私自身、この頃、刑事・探偵・ヤクザものが続きまして、事件中心で恋愛ものから遠ざかっていなした。なので、本筋が恋愛一本というはとても久しぶりで新鮮でした。<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4835217284&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">オフィスで君は甘く蕩ける</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4835217284" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />がどうして駄目だったかと言えば仕事中心で恋愛に関してサッパリしすぎてたんです。でも、今回この作品はじっくり厚さもあって読み応えのある恋愛小説でした。二人の出逢いによってお互いが成長する読んで良かったな・・・と思えるお話でしたよ。</br>
    でも★×4は厳しいんじゃない?と思えるかもしれませんが、わたしのとっては★×4は大満足でそこにプラス”やられた〜”って意外性があると★×5になっているのかも。裏を掻くとか、予想を裏切るとか、今まで読んだことがないとか------。これだけ数読んでるとなかなか出てこないんですけど。月に一冊出るか出ないかですかね。ある意味王道といえるお話すぎたのかも。初恋の人の弟と知れず恋に落ち、最終的にはどちらを選ぶ?みたいな。でもそれだけじゃなく、冽・穂波・森江それぞれの思いや葛藤があって楽しかったですけど。</br>
    強気で何でも器用にこなす優等生の森江が漏らした弱音・・・・・・彼も、これからどんな風になるのか楽しみですねぇ〜。冽×穂波は揺るがないでしょうし、離婚を機にこちらの道に足を踏み入れてみては〜?と無責任なことを思いつつ。人生はタイミング、”大学時代に森江が気持ちに気づいていたら?”とか”もっと早く穂波が森江に打ち明けてたら?””出逢ってすぐに初恋の男が冽の兄だとバレてたら?”とか考えると面白いですね。

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