- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877245344
感想・レビュー・書評
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親の離婚で離れ離れになって育った兄弟の禁忌の愛です。
弟の方がDVの父親に引き取られていたので、抱えているものが深く重い。
暴力的に兄を抱いて離さない、執着の愛です。
子供の頃に受けた暴力や言葉の傷は深くその人の人格に係わってくる。本当にそう思いました。
皆、愛されたいんですよね、一人でいいから只愛されたい。
愛があればどんな破綻した関係も修復できると思いますし、乗り越えられるのではないのかなと。
水原先生の究極の愛ってそこじゃあないのでしょうか。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青水無月(GUSH2005年7月号~8月号に掲載)
半夏生(書き下ろし)
水原さんのお話らしく(笑)相変わらず暴力的な行為等がありますので苦手な方にはお薦めしませんm(_ _)m -
完全兄弟モノで弟×兄。暴力ありでちょっと痛い?弟の感情が若干ハッキリしないかな~と思えた。
兄は、あるモノをあるがままに受け入れる諦念が強いタイプ?なようで。それなのに弟だけは離せないって思えるらしいから、それはそれで幸せだろうとは思った。
作者さんがあとがきで言ってるように、2人で完結してる世界だけで考えると幸せな2人かな。 -
ずっと探しててようやく発見!病んでてごちそうさま。兄の病みっぷりがとてもよい
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兄を異常なまでに求める弟とだんだんとそれを受け入れる兄という兄弟愛の痛いお話です
絵は稲荷家房之介さん