神官は王を恋い慕う (ガッシュ文庫)

著者 :
  • 海王社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877245979

感想・レビュー・書評

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  • (感想)

    まだかまだかと思った婚儀がやっと終わって一安心だよ…。

    婚儀を挙げるにあたって両親のことを思い出す冴紗。
    本当なら王の許しをへて墓参りに行ければいいのですが
    無理と解っているので我慢していたのですが、
    王女の後押しもあり黙って墓参りに。
    そしてすぐに帰るはずが…

    途中でこの国の宝ともいえる飛竜の卵が盗まれる現場に遭遇。
    竜に事の手紙を持たせ、自分は無謀にも1人で後を付けていくのです。
    そうして捕まっちゃうわけですが…
    連れて行かれた先はその卵を盗むように仕向けた隣国の王。
    その王、実は自分の婚儀に主席するために来ていたはず。
    助けに来た羅剛に対しても開き直った態度。
    そうして宝を返して欲しければ跪け!と。

    はい、この王はまだ自分が手にしている宝がどんなものか解ってないのです。
    (というか、本当の宝の存在が!!)
    羅剛が膝を付き取り返した宝・冴紗の存在を。
    まっ、この王は後々苦しい思いをすることになるのですがそれはまた次で。

    そうしてやっと、やっと2人の婚儀ですよ。
    長かった~っ!!

    と、シリアスなお話ばかりっぽい感じですが
    途中には冴紗の真面目(可愛らしい)な悩みもあったんですよ。
    後を付けてた冴紗ですが知らぬうちに見知らぬ地へ。
    そこで偶然にもそこの娼婦たちと出会うわけです。
    そして羅剛のためにと閨でのノウハウを教えてもらう冴紗。
    それを実践しようと羅剛にまたがるのですが…
    とにかく閨に関しては真っ白なお方。
    冴紗は少しずつ羅剛に開かれていけばいいんだよね。

  • 大好きな神官シリーズ第三弾、今回は婚礼編です。

    爆愛 熱愛 溺愛 と二人のラブラブパワーはさらに
    パワーアップしております!

    今回は冴紗様の視点。
    婚礼月に入ったマリッジブルーな天然冴紗様が巻き起こす
    大騒動に国中が右往左往してます。

    天然もここまでくると
    「王妃のお立場を御自覚くださいませ!!」
    と誰か小一時間ばかりお説教する人間が必要だと
    思いますが、二人のラブラブ度を堪能する為の
    必須アイテムと思えば、これもまたよろしいかと(笑)
    将来の旦那様を心配のあまり発狂寸前まで追い込んで、
    必死の捜索の末何とか救い出され無事結婚式も
    済みましたから終わり良ければすべて良し♪

    とにかく何でもいいからずっと続いてほしいです。
    そしてこのとんでもなくぶっとんだファンタジーに
    浸らせていただきたい。

著者プロフィール

初単行本は1993年『天にとどく樹』(白泉社・花丸ノベルズ)。
(同書は海王社・ガッシュ文庫で復刊されている)
代表作は『石黒和臣氏』シリーズ(白泉社・花丸文庫)、
『神官』シリーズ(海王社・ガッシュ文庫)など。
シリアスからダークエロス、ギャグなど、その作風は幅広い。
個性豊かで印象的なキャラクターと、ドラマチックな物語展開が魅力。
シリーズ化した作品多数。

「2013年 『アイラ ~許されぬ想い~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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