- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877249120
感想・レビュー・書評
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六年連れ添った彼氏に、いきなり訳も分からず振られた佳史。いろんな感情もありますが、弟の態度は明らか。
それでも佳史がどれだけ雄司を一途に想っていたのかがよくわかります。
そして途中で出てきた彼。田嶋が途中までは好青年ですごく好感だったのに、若さゆえの過ちのあの行動に引いてしまいました。
考えなしで突っ走る姿はいいけれど、あれはさすがにねぇ…(笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか切なかったです。何もかもを受け止めようとしてしまう佳史の心情は共感はできないまでも、細やかな描写によって理解はできました。強引な行為でしか佳史に繋がれない修司の不器用さと、悲しみと自責に捕らわれ過ぎて内に篭ってしまう佳史。二人にとっての楔であると同時に壁でもあった雄司の死を乗り越えることができてよかった。それを一番に願っていたのは雄司でもあったのでしょうね。きっと草葉の陰でホッとしていることでしょう。
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兄の恋人を愛してしまった弟の気持ち。死んでしまった恋人を想いながら少しずつ恋人の弟に惹かれてゆく主人公。切なくとも甘い…
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良かったです。なんだかお昼のメロドラマみたいで。
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死んでしまった恋人の弟とつきあうことになる
しんみりとした物語です。
あらすじ読むだけで、だいたい展開予想はできて
しまうのですが、それなのに引き込まれるお話
でした。
死を告知された時、恋人に正直に言えるのだろうかと
考えさせられました。
愛する者を悲しませたくないと、偽りの別れを告げる
残酷な優しさは、果たして残された者に救いとなるのか
それとも惨い仕打ちなのか…
しっとりと物語に入って読書したい時にお勧めです。
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シリアスな話ですが、表紙のイメージにあったとても良い話でした。
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「裏の川に行く」あたりで泣いた。誤解とすれ違いが切ないのう。
最後の引越しは親不孝度がアップするだけなので、いらないエピソードだと思う。
あと、もう少し文字校正したほうがいいよ(笑)