官能小説家を束縛中 (ガッシュ文庫)

著者 : 森本あき

• 海王社 (2008年10月28日発売)

感想・レビュー・書評

[彩波（いろは）さんの感想 · 2015年9月17日]

「緊縛ものの名手」として熱狂的ファンを獲得している官能小説家・綺羅清流を名乗る左京は、鈴蘭の家の離れに住んでいる。
　左京は、人間嫌いで、以前の担当と揉めてしまい、一時期小説家を止めようとしたことがある。
　それ以来、鈴蘭は左京の代わりに、左京が表舞台に出る必要がある時の「身代わり」をしている。
　大好きな左京には小説だけを書いていてほしいから、編集者とのやりとりも、雑誌の取材も全部、鈴蘭の仕事。
　そこまで鈴蘭が左京に尽くすのは「左京のことが好きだから」。
　もうずっとずっと前から、鈴蘭は左京のことが好きだけれど、左京はそんな鈴蘭の気持ちには答えてくれない。
　だからこそ鈴蘭は、自分を左京が必要だと思ってくれるように、仕事で左京の役に立とうと鈴蘭は必死。
　それでも実際に縛って確かめたい時だけ左京はセックスしてくれていて……という話でした。

　最後はそんな鈴蘭の健気さが報われて終わり。

　官能小説家シリーズとしては、新たなコンビでしたねー。
　今までになかった家庭内で完結しているパターン。
　でもちょっと縛り要素と、女装要素があったりもして……エロいところはきちんとある小説でした。
　健気な受けも、あんまり読めない攻めも、ふたりまとめて一途でかわいい話なので、読んで悪くないと思います。

[chibilaさんの感想 · 2010年7月22日]

官能小説家シリーズ
新CPですが、楽しませていただきました。
やっぱり、好きで好きで…！！のお話なんですが、余計なこと考えず、純粋に面白いです。

[yayayaさんの感想 · 2008年11月4日]

いやあ、定価で買っちゃいました。新カップル編だったんで、つい。姉ちゃんズもいいけど、どんだけぶっきらぼうなんだってな攻めが◎です。受けは森本さんの作品なんで、やっぱり乙女な感じです。