陰猫 (ガッシュ文庫)

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著者 : 水原とほる
制作 : 草間 さかえ 
  • 海王社 (2008年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877249564

陰猫 (ガッシュ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 結婚式直前に婚約者に貯金を持ち逃げされた上に
    失踪された主人公が、婚約者の弟と一緒に
    婚約者を探すうちにくっついてしまう、と言う話。

    最初は主人公が情けなさ過ぎると思っていましたが、
    お人好しで誠実な人柄が魅力なのだな、と
    ちょっとずつ分かってきました。

    主人公の一人称でしか書かれていないので
    大分読み進めるまで気づかなかったけど、
    美形なんですね。
    勝手にもっさりした地味な眼鏡君だと思ってた。
    (なので挿絵が出てくる度にちょっとびっくりした)

    一筋縄じゃいかなそうな弟が主人公をあっさり
    好きになってモノにしようとして来たり、
    親友も主人公に惚れていたり、
    婚約者も要はメンヘラだっただけでちゃんと好きみたいだし、
    結構モテモテの主人公ですね。
    主人公視点からだけだと魅力が伝わりにくいので、
    他の視点があった方が良かったのかも…。
    いや、ミステリー仕立てだとそうはいかないのか…。

    個人的には婚約者も婚約者の弟も好きじゃなくて、
    一番いい男は親友の当山だと思ったので
    ちょっと残念でした。

    婚約者弟が主人公を好きになった理由も、
    主人公が婚約者弟を好きになった理由も、
    分からないというほどじゃないけど、
    ちょっと薄いかなと思いました。

    もうちょっと早く婚約者に再会してたら
    普通に許して結婚したんだろうな。
    (そしてまた揉める)

  • 苦手な水原さんと思っていたけどこれはじっくり読了。筋は通っているし綱紀の独占欲もツボなんだけどなんか足りないような…でもまぁ、良かった。最後の草間さんの「自分が好きだと言う理由だけで挿し絵指定があると思い込んだ電話のシーン」にボ〜っ(//∇//)

  • ★3.0。年下駄々っ子攻と頼れる同僚当山はどちらも好みでした。ただ包容力のある攻&オフィスラブ好きとしては当山ひいき(笑)攻のキスより、当山の抱擁に萌えてしまった。ただ受の性格と流され易さがあまり好きになれず。恋愛面でも先に手を出した攻にほだされちゃったとは言え、どうしても当山や美紀でなく攻でなければいけないという風には感じなかった。理屈でなくタイミングとフィーリングだというのはわかるんですが…。

  •  会社員の雅幸は結婚式直前に、婚約者に失踪されてしまう。
     おまけに、消えた婚約者は一緒に暮らし始めた時の生活費にしよう、と言っていた共同名義の口座に入っていた600万円も一緒に持ち逃げしてしまっていたのだった。
     穏やかで真面目な雅幸は、彼女がそんなことをしてしまったのには、何か理由があるに違いない、と考え、彼女の唯一の肉親である弟の綱紀の元を訪れた。
     実は彼女と弟は犬猿の仲で、彼女は結婚式にも呼ぶつもりがなかったのだが、突然訪ねて行った雅幸に、綱紀は不本意ながらも捜索を手伝ってくれる。
     何とか彼女が京都にいる、という情報を綱紀から手に入れた雅幸は、衝動的に綱紀と二人で、京都へと向かってしまう。
     突然の旅であったため、宿もダブルの部屋しか取れず、一緒のベッドで寝ることになった二人だが、からかいの延長線上のように、雅幸は綱紀に抱かれてしまう。
     以来、どこか陰のある綱紀に惹かれる雅幸。
     綱紀が風邪で寝込んでいるところに、お見舞いに行ったのをきっかけに、二人の部屋を行き来するようになる。
     ねだられると拒めないのは恋なのか、思い悩む雅幸だったが、いつの間にか雅幸の心は綱紀に傾き始めていた。
     婚約者のことにきちんとカタがついていないのに、その婚約者の弟に抱かれてしまうことに納得できないもののカラダだけは引きずられて……

     という話でした。

     雅幸は、逃げられた当初は、まさか自分の婚約者がお金を持って逃げる、結婚詐欺のようなことをするなんて、と信じられなくて、何か他に理由があったに違いない、と考えるとても優しい人。(最終的に、婚約者には婚約者なりの理由があったのはあったんですが)
     綱紀に気持ちが傾くようになっても、自分の中で気持ちをはっきりさせたいから、と探すのを結局諦めなかったりして、強情といえば、強情かな。

     一方の綱紀は綱紀で、姉と二人、幼い頃に両親を亡くして、親戚の間を転々とした挙句、最後には施設に預けられたという過去から、しっかりしているようで、実は愛情に飢えていて。
     そういうところが雅幸が放っておけなかった理由の一つで、綱紀が雅幸の素直な優しさに惹かれた理由の一つなのかなー……と思いました。

     日陰に生きてる綱紀が、日向のような暖かな雅幸に惹かれるけれど。
     実は、雅幸自身よく考えたら、そんなに日向で生きているわけではなくて、日陰のはずの綱紀の隣でも十分にあったかくて、というちょっとしっとり系の話。

     悲しいものを抱えている人をそっと包み込むような話でした。
     そういうのが好きな方にはぜひ、オススメです。

  • 水原さん×草間さんのコラボが新鮮で購入。水原さんってヤクザ物とか多くて泥臭く草間さんはスタイリッシュ、と真逆のイメージでしたが、結構よかったかな。
    普段の水原さんより甘々で、最後うまく行き過ぎの感はありましたが…お姉ちゃん酷い人ですが、いつも恋人を同性の弟にとられる、てそれは性格破綻しますよ。ちょっと同情するかも。
    でも、草間さんの描かれた攻めが超エロカッコいい〜ので仕方がないのかな。うん、ホント素敵な挿絵で☆一つオマケです。

  • タイトルで読まないできましたが、面白かった。。。タイトルで判断は危険です。
    会社員の雅幸は結婚式直前に婚約者である美紀に失踪され、結婚資金にと貯めておいた600万円も持ち逃げされる。
    美紀の消息をつかむため、堅気とは言い難い美紀の弟、綱紀のもとへに強引押しかけて、挙句美紀を探す為に京都へ同行させる。
    綱紀はゲイで、女顔で性格の良い雅幸に次第に惹かれ始め、身体を求めてしまう。
    雅幸は驚きと、自分は美紀の婚約者だという思いがあり綱紀に求められても困惑するばかり。
    根がお人よしの雅幸は流されて、身体を繋いでしまうけれど綱紀の生い立ちを知り、その人柄に触れていくうちに次第に気持ちが傾いて。
    風邪で弱った綱紀が甘えて、「いっしょに寝てくれよ。なんか一人だと。。。寒いんだよ。」
    そう言われてベッドに潜り込んで抱き締めるシーンがよかったです。
    最後は美紀とも決別して、お金も返ってきてハッピーエンド☆
    このお話って、水原先生ですよね?
    絵が草間さんでしたので(凄く素敵!)それもあってか違う作家さんだったかしらと読み終えてふと思いました。(痛くないんだもの、ぜんぜん)
    心があったまるいいお話でした~♪

  • 受けのお人よしっぷりに多少イラつきながら読んでましたが、そんな人だったからこそ攻めが惚れたんだと思えば納得。婚約者の行方を捜すことをベースにして、受けの心に攻めが入り込んでいきますしね。いつ痛くなる?とドキドキ(ワクワク?)しながら読んでましたが、終始水原さんらしからぬ糖度で……こういうのもたまにはいいですね(笑)

  • 草間さかえさんイラスト

  • 水原さん初読。派手な演出等はないが、グッとくるものがあった。別作品も読みたい。


  • 攻めがかっこいいけど受けがすこし気が弱すぎる。
    でもあんまり攻めが受けに酷いことしてないのではらはらせずに読めます(笑)

    ただお姉さんの頭の病気が気になります。いるよねこういう人←

    当山と由紀奈ちゃんの関係性がすごくいいなあ。

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