- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877281038
感想・レビュー・書評
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HIVポジティブとわかった喬、喬の元彼女の清瀬、喬の元彼の日出雄の3人がエジプトに旅する物語。異国の空気感、時に怖くなる3人の現実、刹那的な強さ、いろんなものが美しく切なく押し寄せる。
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十数年ぶりの「吉本」作品。
立て続けに「よしもと」作品を読んでいたので違和感。人物設定や関係性、作品の雰囲気がちがっていました。 -
彼女の書いた本は、「ここで終わるんだ・・・」という終わり方が多い。
でもそれって先を想像できて楽しい。
エジプト行きたい。 -
登場人物の設定とかは興味深く最初は楽しかったけど、
エジプトに行ってからはちょっと読み飛ばしてしまった、、、
エジプトに行くことがあれば、読んでみたい一冊かも。 -
連日エジプトのニュースを見ていたら、どうしても読みたくなって再読。
大英博物館やメトロポリタン美術館で見た古代エジプトの遺跡にあった、太陽の気配を読みながら思い出していた。
暮れては昇る太陽の国エジプト。太陽は強烈な光を毎日変わりなく放ちつづける。人間の営みは比ぶべくもなく小さいけれど、愛しくて、貴い。
ストレートな語り。メッセージもシンプルで強い。 -
元恋人はゲイ。そしてエイズに感染した
という報告を受けて「私」は検査へ向かう。
今まで当たり前だった「生」が、隣り合わせに隠れていた「死」と
向かい合ったとき命は輝き始める。
暑い命の燃える国エジプトの生命力と情熱、そして永遠を願う友情と愛情の切ない物語。 -
久々の再読。
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再読。
マリカ~同様、ばななさんの文章からエジプトのもつ剥き出しで野性的だが神がかった雰囲気や空気が伝わってきました。
きっと命は何度も繰り返すのかもしれない。
そこに言葉はいらなくて、本当に伝えたい、伝えなければならないことはきっと言葉を超越したものなのだろうな。
日出雄くんみたいな友だちが欲しい。 -
09.09.25