著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 116
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877281199

作品紹介・あらすじ

兄の手ではじめて明かされた石原裕次郎の全貌。-人生をタッグマッチで生きた2人きりの兄弟。死にゆく者と、生き残る者の無言の交錯。かけがえのない弟の知られざる生涯を、死の瞬間まで凝視し、生と死の根源を問う25年ぶりの書き下ろし長編小説。小樽、湘南の少年時代。海との結合。父の死と経済的逼迫。放蕩の季節を経て、一躍映画界の大スターへ。そして北原三枝との結婚と独立プロの設立。栄光と比例するように襲いかかる病魔との闘いの日々。たった1人の弟の光と影を秘められたエピソードで描きつつ、自らの来し方を振り返る石原文学、最初で最後の私小説。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で見つけた。
    むかーし実家の押入れの中でも見つけた。
    そうだった。 
    母親は石原裕次郎好きだったんだ。

    私にも弟がいるけど、残念ながら兄貴ではない。

    あと15年したら、もう一回読みたい。

  • 石原裕次郎と言うスーパースターの幼少期から亡くなるまでの一生涯をいつもすぐ側にいて競い合い協力し励まし切磋琢磨しながら共に歩み続けた石原慎太郎との濃厚な人生を知る事が出来てよかっです。
    亡くなる間近に病床で昔を懐かしむ2人の会話に感銘しました。

  • 石原裕次郎好きは一度は読んでおくべき作品

  • 石原慎太郎氏が亡くなった後、ラジオでありし日の石原慎太郎が弟・裕次郎について話しているインタビューが放送され、それを聞いて、本書を読んでみた。

  • 裕次郎さんって、破天荒な方だったんですね。

  • この手の本をレビューするのは何だか微妙ですが…

    (どうしても書き手の感情的な筆致に流されるし、家族愛があふれているからこそ本にもしちゃう・できちゃうんだろうと思うし)


    …という前提を置いて、昭和時代のヒーロー・石原裕次郎と、その兄・慎太郎の物語。
    少年時代から裕次郎の闘病生活までの闘病記…というよりは、独白。

  • 文章が凝っていて難しい。だけどいろいろわかって良かった

  • 石原裕次郎があんなに暴れん坊だったとは、知らなかった。
    壮絶な闘病生活の中でもかっこよく生きた。

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著者プロフィール

1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、大学在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文學界新人賞を受賞しデビュー。翌年同作で芥川賞受賞。『亀裂』『完全な遊戯』『死の博物誌』『青春とはなんだ』『刃鋼』『日本零年』『化石の森』『光より速きわれら』『生還』『わが人生の時の時』『弟』『天才』『火の島』『私の海の地図』『凶獣』など著書多数。作家活動の一方、68年に参議院議員に当選し政界へ。後に衆議院に移り環境庁長官、運輸大臣などを歴任。95年に議員辞職し、99年から2012年まで東京都知事在任。14年に政界引退。15年、旭日大綬章受章。2022年逝去。

「2022年 『湘南夫人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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