問う女

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877282004

作品紹介・あらすじ

あたし、だんだん嘘がうまくなる。愛する者にささやく言葉さえ、時には鋭利なナイフになってしまう…。傷つけ傷つくことを恐れ、自分の言葉を捨てたアナウンサー・綾瀬まりあ。あるタイ人女性との出会いをきっかけに、彼女は言葉が生み出す真実を知る。待望の書き下ろし小説第二作。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の言葉の一つ一つが痛いほどよくわかる。女として。人として。
    「(もう誰も私に話しかけないで。誰も私に、会わないで」繰り返されるこのフレーズは傷口から血を流している者の内なる叫びなのでしょうね。どんな展開になっていくのか興味深く一気に読みました。

  • 読んでいると心が冷え冷えして、とても寒くなる。
    自分を守る為に言葉で他者を刺し続けた女が受けた、その報いとは。
    償いはまだ、始まったばかり。

  • 夜会のDVDを見て,読んでみました。

    いくらかの説明があって,
    背景が見えてきた。

    でも,やはり,難解。

  • 1998年5月24日読了。
    2017年2月5日購入。
    2017年2月18日読了。

  • 過去に読んだ本。

    『2/2』と同じく、夜会を本人の手でノベライズしたもの。

    舞台とところどころ違っている箇所があったりする。

  • 【目次】
    一 峠
    二 質問
    三 誰だってナイフになれる
    四 誰か私の傍に
    五 あなたの言葉がわからない
    六 永訣
    七 日本
     九六年 夜会「問う女」記録

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著者プロフィール

中島みゆき
1952年札幌市生まれ。藤女子大学文学部国文学科卒。75年「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。同年、世界歌謡祭「時代」でグランプリを受賞。76年ファーストアルバム「私の声が聞こえますか」をリリース。アルバム、ビデオ、コンサート、夜会、ラジオパーソナリティ、TV・映画のテーマソング、楽曲提供、小説・詩・エッセイなどの執筆と幅広く活動。

「2020年 『中島みゆき第二詩集 四十行のひとりごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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