人生の目的

著者 :
  • 幻冬舎
3.19
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本棚登録 : 176
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877283384

作品紹介・あらすじ

人生に目的はあるのか?すべての人びとの心にわだかまる問い、人は何のために生きるのか。人間の値うちは何によってきまるのか。NHKラジオ深夜便大反響トークエッセイ最新版も収録。究極の疑問を真摯にわかりやすく語る人生再発見の書。

感想・レビュー・書評

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  • 最終的には、足るを知ることだったり、アウシュヴィッツの人たちの生活を本などを通じて知ること、そして今目の前にあるものの中から幸せを見出す。

    どんどんミニマライズしていくといった内容に思えたが、結論、1番言いたいことはなんなのかよくわからない本だった。

  • 父から借りた本
    本のタイトルからもっと堅苦しい内容を想像してたが、
    思ったよりも読みやすいエッセイ集だった

    人生に目的などない
    でも目的がないとさびしい、むなしい
    だから自分で作ったら良い
    自分の人生こ目的を見つけるのが、人生の目的である

    確実に見つかるのは目的ではなく目標
    目的は色あせることも失われることもない

    夜の霧についての書評部分、
    生活のディテールを愛することが大事
    いわゆる趣味を持っている人ほど、ぎりぎりのところで強い生き方ができるんじゃないか

  • ピカソの父は息子が幼い頃に多くの美術学校に学ばせた。さらに美術工業学校の教師をしながら芸術家としてデビューを考えていたが、幼い息子の絵を見て愕然とし将来の画家への夢を断念した/ライ麦は貧弱な姿ではあるが水分やカリ、窒素を生きるために必死に吸上げる土中の根の総延長は11,200kmもある/韓国には「恨ハン」という古い言葉がある(チョーヨンピルに『恨五百年』という歌がある)→具体的な個人的な恨みとか怨恨とは違い、長い間人々が繰返し体験してきた痛みや苦しみの集積、一民族の精神の深みに宿る文化のようなもの

  • 人生に目的はない?仏教的な背景を受けた著者のやや醒めた人生論。淡々とした語り口に人気があるのでしょうか。私にはニヒリズム色が強過ぎる気がします。基本的には大ベストセラー「風に吹かれて」と同じトーンですが、平壌から始まり、早く母を亡くした著者の生い立ちなど、興味深く読みました。

  • 次々と、思いもかけなかった困難に襲われて
    何かに縋りたくて読んだ本の一冊。

    救われた、
    というわけではないけれど
    気持を落ち着けて
    人生の意味を考えることができた。

  • 昔は五木寛之さんの本は難しい・・・と思ったけど

    裏表紙の解説を読んで28の今、久々に買ってみた

    今はすらりと頭にはいってくる

    読むタイミングを選ぶ本

    今なら宗教性のある種の大切さが分かる気がする

    流石の含蓄ある言葉に重みがあって

    安定してて

    包み込まれたいような

    甘すぎるわけでない優しい言葉の旋律


    強く生きろ!的圧迫感はなく

    程よい安らかな読後感に満足させられました

  •  五木寛之さんの思想、哲学というのはネガティブ思考の人に無理やりポジティブ思考を強要することなく、ネガティブ思考や、抑うつ、悲しみの効用やそれらに対する積極的な意味を見いだすことで悩める人に救いを与えてくれる。

     世の中は差別や偏見、不平等、不公平に満ち溢れている。しかしながら、その現実を現実として直視することからスタートする現実的な考え方である。

  • 中学生の頃、なんとなくかっこいいタイトルに惹かれて買ってみたけど宗教の話ばっかでつまんなかったのを覚えてる。うん。これも読んでるとすっげー長く感じる。

  • 知らなかった。私はそんなに恵まれていたのか。(2004.1.24)

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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