ゆめうつつ草紙

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著者 : 原田宗典
  • 幻冬舎 (1999年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877283421

ゆめうつつ草紙の感想・レビュー・書評

  • 高校生の頃に妹が図書館から借りてきた本です。読むと必ず泣いてしまいます。大人になってからどうしようもなく欲しくなったので、タイトルは思い出せませんでしたが濁点の詩を手掛かりに本を見つけました。童話的でありながら、とても残酷で現実的です。むしろ、世界観がメルヘンだから、現実的なところが際立って輝いて見えるのかもしれません。ここに乗っているお話は全部大好きです。とっても素敵な詩集なのに、お話できる人がなかなかいないのが寂しいです。

  • ほとんどの話がぱっと見、詩のような改行で書かれている短編集。
    皮肉っぽい話が多い。


    「嘘の女王」
     真実を言えば死んでしまう女王が恋をしたが……

    「ヨボヨボの殺し屋」
     年老いた殺し屋は、自分のことを「ヨボヨボだけど腕は確かだ」と思っているが……。

    「お金のない国」
     お金のない平和でのどかな国に行って来たが……。

    「無意味な季節」
     春、夏、秋、無意味という四季の国の話。

    「誰かが誰かを」
     縦縞の宇宙人と横縞の宇宙人が暮らす宇宙の話。

    「三人めの天使」
     「好きの天使」と「嫌いの天使」の話。

    「失われた女」
     とても美しい嫁と暮らす男がある日、重い病にかかり、嫁は必死に看病していたのだが……。

    「消す魔術師」
     突然、消す魔術を与えられた男。それで世の中を面白くできれば、現す魔術を与えると言われ……。

    「何の印象もない女」
     印象に残らない女が恋をしたが……。

    「何でも屋の恋」
     たった二人しかいない星。何でも屋の青年は、わがまま娘の要求に応え続けていたが……。

    「願いの壺」
     願いを吹き込み封印することで叶う壺を買い、願いを封印したが、その願いを忘れてしまった。一体何を願ったのだろうか……。

    「一途なハモニカ」
     ショウケースに飾られていたハモニカは、たまたま通りかかった女学生に恋をしたが……。

    「初めての素」
     何もかもが初めての体験のように思える不思議な薬を試してみないかと言われ……。

    「漂う町にて」
     町そのものが漂っているため、地図にも載っていない町の話。

    「矢印の方へ」
     女に振られた悲しさから酩酊するまで酒を飲んだ男が夜道を歩いていると……。

    「ぜつぼうの濁点」
     ひらがなの国のや行の町に転がっていた「゛」の話。

    「ひとりと云う鳥」
     珍種ばかり扱う鳥屋で、ある男は空っぽの鳥籠を見つけ……。

    「シンユウ記」
     友情観察プログラムの親友育成モニターに選ばれた学生の日記。

    「二〇〇六歳になったぼくの話」
     一晩だけ二〇〇六歳になった男の子の話。

    「秘密」
     秘密を扱う質屋の話。

  • 古本屋で見つけて文章に一目惚れ!
    本当に素敵な言葉を書く方です(*´∀`*)
    銀色夏生さんぽい感じかなぁ?
    あ、日本語ってこんなに綺麗だったんだ、って思えるような本です。
    優しくて、切なくて、どこか懐かしいような感じになりました。

    「ぜつぼうの濁点」とかすごく好きです。

  • 安易でひねりのない話ばっかだけど、なんでも屋の恋が好きかな。あとシンユウ記、2006歳になった僕は、オチが好き。

  • 考えがあまい。例えば大げさで難解なストーリー。むやみに入り組んだ文章構成。本当に「心」に響くのは、きっとそんなふうに「飾られた」物語ではない。そんな感じで「じゃあこれ」と、
    とりあえず人に薦める一冊。


  • すべてのお話が、優しくてやわらかでちょっと切なくて大好きです。

  • 小説というよりも、詩集。詩集というよりも童話集?そんな感じの一冊、全20篇です。

  • 超短編集。だけど感動もできるし考えることもできる。

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ゆめうつつ草紙の作品紹介

詩でもない、小説でもない、全然ちがう物語。夢か現か幻か。かつて読んだことのない珠玉の二十篇。

ゆめうつつ草紙はこんな本です

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