蜜の味: ミレニアム・ミューズ

著者 :
  • 幻冬舎
3.11
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本棚登録 : 66
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877283476

感想・レビュー・書評

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  • 斎藤美奈子「趣味は読書」に、"叶恭子「蜜の味」は本にしておくのはもったいない、五幕もののオペラに"とあったのに興味をひかれて手に取る。この頃は美香さんじゃない妹の話も随所に出てきたり、美香さんの話は、異母兄弟として名乗りを受けた、とさらっと書くだけだったんだ、と。巻末に、事実に基づいたノンフィクションだが、フィクションにしたところもある、とあって、なんだか信じるか信じないかはあなた次第みたいな気持ちに。半生記ということで、裕福だが複雑な過程で育ち(遠足の目的地にリンカーン・コンチネンタルで横付けして三段お重のお弁当!)、高校生の時は会うたびに一千万くれる彼氏とつきあい、それを元手に年商十億の会社を経営し、政界のフィクサーの仲介で(さらにその仲介に不動産王D.T.て…あの人しか思い浮かばん)、資産800億のアメリカ屈指の石油王の夫人候補に指名され、結局は断念、最後はいいよってきた資産家が他殺されたことで容疑者となり、疑いが晴れたところまで。まさに波乱万丈。帯には努力すれば手に入るサクセスストーリーとあったが、どの方向に努力すればこうなるのか途方に暮れる。ただ、自分以外の人に対して何かを期待せず、自分をとことん楽しむ「自分フェチ」の自覚があり、何ものにもしばられず生きていきたい、というのは伝わってきた。

  • 世界が違いすぎて色々びっくり( ;´Д`)
    親しい人を日航機の事件で亡くしてるのもびっくり。
    本質を捉える力がものすごく
    ちょっと溺れかけてた私はハッとさせられた。
    ただセレブなだけじゃない、
    信念を持ったかっこいい素敵な女性だった。
    輝いている女性って本質を捉え、自分に素直。
    そんな女性に私もなりたい。

    ポリサージュ 酸性染料によるトリートメントカラー。ダメージないとかやってみたいなぁ。
    アソシエイツ 関係づける、 関連づけて考える、 連想する
    エスタリブリッシュメント
    アッパーサロン
    シャトー
    センシュアル

  • ビジネスセンス 羨ましい

  • 一言で言えば「生きる次元」が違い過ぎる人生。でも、次元が違えど、生きる本質みたいなものは、すごくよく解ってらっしゃる。叶恭子さんは紛れもなく「前者」。

    私がもし、心屋仁之助さんの学びを得ずに、本書を読んだなら、自分の人生と比較して「バカバカしい」と思ったに違いない。でも今は、次元が違えど、心の在り方といった本質的な部分で見習いたいところばかり。

    例えば、もしも、叶恭子さんというたましいが、「容姿に恵まれず貧乏で愛情に恵まれない家庭で育つ」という宿命だったとしても、自分の宿命を受け止め、自分の信条を曲げることなく、自分らしく逞しく生きるだろうし、奇跡のような輝かしい未来を築けたと思う。

    また、「叶恭子」と同じような宿命で生まれても、たましいがネガティブで、自分の宿命をただただ呪って、孤独に打ちひしがれたり、普通を求めたり、誰かを妬んだり恨んだり批判するようなたましいの持ち主だったら、このようなアメイジングな出来事は起きていないと思う。

    何事も必死になると溺れる。
    それは、人生だけでなく、恋愛も、ビジネスも、お金も、健康も、すべてにおいて、言えること。
    次元が違えど、自分自身を安く見積もらない。自分自身を低く評価しない。本当にその信念って大事。

    「昔から私は、自分が自分として振る舞っていると周りが動いていくものだと思っていたのですが、この時、私は周りは自分が変えるものなのだと分かったのです。自分の態度によって、相手も変わる。つまり自分を見失わないことが、自分であることだと、とても大きなことを学びました」

    「ライフスタイルというのは、日々を何の意味もなく過ごしていったり、自分の幸せや価値観と関係ないものであったりすると、充実していない人生につながってしまうのではないでしょうか。それではせっかくのチャンスもいかすことはできません。自分自身を知らずに時を過ごしているということに気がついていらっしゃらない方が本当に多いように思います。自分自身を知った上で幸せを追求し、幸せを見いだして、幸せに生きるということがいかに大切であるか、生きるということはそういうことだと思うのです」

    この真意が今はとてもよく解る。
    次元が違っても、「自分を生きる」精神はこれに尽きるのだと思う。

  • 恭子さんの少女時代から、1ブロック(1000万円)をデートの度に持ってきた恋人(当時恭子17歳)、大富豪とのパリ古城での見合い、恋愛観など赤裸々に語ってくれました。本当か嘘かは別として、恭子さんはいいね。

  • 恭子お姉様の軌跡。
    あるがままの奇跡。

  • 読了 2009年 6月 (借:長崎県立図書館)

  • 自分で書いてないんだなー。と思った。

  • (笑)

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