1999年のゲーム・キッズ (幻冬舎文庫)

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著者 : 渡辺浩弐
  • 幻冬舎 (1997年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877284558

1999年のゲーム・キッズ (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  •  1993年に週刊ファミコン通信で、30回に渡り書かれた短編を1冊の本にしたもの。これから起こりうるであろう、最先端の技術に対する豊かな想像・空想・皮肉などを一貫したテーマとして扱っている。SFショートショートの第一人者といえば星新一さんが有名ですが、彼の作品を皮肉と解釈するのであれば、この作品は究極の毒舌と言えなくもないでしょう。

  • ハッピーエンドはありません。だからこそわかる、今現在の"幸せ"。20年前に予測されていた、私達の未来と今が交錯する。

  • 小さい頃、PCエンジン持ってないのに
    『大竹まことのただいま!PCランド』が好きだった。

    番組でゲームの紹介をしていたのが著者の渡辺浩弐氏。
    当時、恐らく彼の処女作である『モニター上の冒険』を読みました。

    月日は流れ、私も大人になって
    渡辺氏の存在も久しく忘れてしまっていたのですが
    先日『2013年のゲーム・キッズ』のWeb第1回作品の話題で
    記憶が色々とよみがえってきました。
    (確かリカちゃん人形を景品に壁登り?をさせられたり、
    なんだか滑稽なオタク役を演じられていたように思います……)

    さて
    この『1999年のゲーム・キッズ』は
    1994年に刊行されたSFショートショート集ですが、
    各話、当時の最新科学技術をベースに物語が展開されていきます。

    なかにはまったく話題にならなかったまま
    いつのまにか消えてしまった技術もありますが、
    GPSなど現在では当たり前のように普及している技術も
    最先端として紹介されていたりして、
    着実に科学技術は進歩していますね。

    ただ作品自体は技術の発展を肯定的には捉えておらず、
    科学の進歩による弊害や道徳観の廃退といった
    ブラックユーモアが多く散りばめられています。

    歴史を感じる上ではなかなかに興味深い本ではありましたが、
    延々と続くショートショートは私にはやや単調でありました。

    強いて言えば「爆弾人」が良かったかな。

  •  SFショートショート。

     あるガジェットによって、人々の生活や価値観が変わってしまう、その変わりばなのはなし。

     97年に書かれたものだけど、ハイテクカンニングとかパブリックビューイングとか、いくつか実現しているものがあって未来人びっくり。

  • 高度な文明と引き換えに人は何を得るのか。
    最新技術から着想を得た予言小説というべき作品。

  • SFショート小説。いや、SFと定義して良いものか...

    94年に書かれた本なんだが、近未来を予測して、皮肉った一冊。

    近未来の、科学技術、医療、通信、その他様々な技術進歩が生み出すであろう副作用的環境を描いている。
    が、しかし。
    時は2012年。ここに描かれている、悪しき近未来の予測は大方当たっており、寧ろそれを遥かに凌駕する悪環境ぶり。

    科学技術の進歩の早さは恐ろしいね。
    日進月歩なんて言葉がトロく感じられる。

    人類は物凄い勢いで死に向っているとしか思えない。

    もうSFがSFというジャンルで収まりきれない位、時代の流れは早い。

  • 近未来のちょっと怖い話。短編集で、一話数ページ程度なので、本を読む習慣のない人にもお勧めできます。冷凍保存の宣伝がお気に入り。

  • 2年ぶりくらい?に再読。失笑ものの下らない話から、感心するような面白い話まで、当たり外れの多いショート・ショート集。巻末に作者の各話解説があって非常に気分を害した。

  • 小学校の時読んで衝撃受けた短編小説。いま読み返してもやっぱりおもしろかった。

  • ブラックユーモアが満載な短編集。

    ゾクッとした恐怖ではなく、ジワジワ迫ってくる恐怖を感じました。

  • 1993年当時から見たハイテクを題材としたショート・ショート。
    『1999年のゲーム・キッズ』シリーズ(アスペクト刊)第一巻の文庫化。

  • SFショートショート
    基本ブラックですね。暗いっす
    ファミ通で連載されてたのを見てはまりましたねー
    当時見たとき結構ダークだったんで、ドキドキしながら読んでましたねー
    一番好きな話が夫が口うるさい妻をコピーロボットと間違って殺しちゃう話です

  • これが90年代前半に出た小説だと思うと恐ろしい。
    ショートショートはあまり読まないし、「世にも奇妙な物語」の原作にもなるような気味の悪い話が集まっているので、実は私の個人的な趣味とはかなり方向性が違う作品。なのだけれども、テクノロジーに対する先見性、想像力、恐怖、読ませる力、どれをとっても10代の自分には衝撃的でした。

  • 後々の「ゲーム・キッズ」シリーズの元となる第一作。ショート・ショートの形態で描かれる近未来的ガジェットの数々がリアリティを持って描かれている。

  • 渡辺浩弐さんはすげー。
    ほんと、ぞっとしたり、すごかったり。

  • 学生のとき渡辺さんに会ったことがある。物語を書くってなんなのか、骨組みを教えてくれた。

  • 近未来的な物語なのに、どこか親近感がある、ちょっぴり気味の悪いお話が沢山詰まった一冊。

  • コレは一冊目。二冊目にマザー・ハッカーがあるけど、両方似たようなテイストで、著者のカラーが遺憾なく発揮されてる。とにかくコレ読んで楽しいと同時に空恐ろしいと感じる。各話が主題としている技術に関して発行当時の技術進捗状態が扉ページに記載されているので「本当にこんな風になるかもしれないなあ」という気をますます強めてしまうから…

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