- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784877284718
感想・レビュー・書評
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一目ぼれした伸との結婚を望みつつ、大親友の菜摘が反対。菜摘みも自分の恋と伸の本当の姿を知って、苦悶する。やがて栗子の知るもう一つの真相。
流れるような文章で、結末まで一気に読んでしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
めでたく事件勃発からラストまで、テンポよく読めた。なんとなくいい感じで終わりそうなとこを、最後にひっくりかえすあたりがよかったね。
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上下巻。タイトルで手にとってしまった私は立派な
"お年頃"。
上巻はよくある30歳かけこみ症候群の突っ走った話。
盲目になってる主人公にはかなりイライラさせられた。
正直、ウザささえ感じた。
下巻は雰囲気が変わってサスペンスタッチ。
最後のエピソードがあったので★2→3。
そうそう甘くない。 -
最後の最後まで栗子の恋愛はすんなり終わらせてくれないらしい。
解説は「もう29歳、まだ29歳」の白石公子氏。 -
◆あらすじ◆
親友栗子が愛する男の新の姿を知った菜摘は、彼女がこれ以上傷つかないよう、同時に自分の恋人をヤクザ者の夫から自由にするため、裏の世界に手を回したが……。
三十歳を目前にした栗子と菜摘は、深く傷つきながらも自分にとっての幸せを模索し、少しずつしなやかな逞しさを身につけてゆく。
揺れる心理を緻密に描く、感動のサスペンス長編。